株式会社ベリテの決算報告を見てみましょう。同社は宝飾事業を手掛ける企業で、ダイヤモンドリングやネックレス、装身具などの販売を行っています。今回、2023年12月31日まで第3四半期の決算内容が公表されました。
企業情報
企業名: 株式会社ベリテ
証券コード: E03181
決算期: 3月31日
株式会社ベリテの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ベリテの決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日までの結果が今回発表されました。通期決算は毎年6月下旬に発表されます。
主な事業
株式会社ベリテは、宝飾事業を中心に展開しています。主な商品はダイヤモンドやその他の宝石を使ったリング、ネックレス、ブレスレットなどの装身具です。豊富な商品ラインナップと高度な技術力を活かし、顧客の多様なニーズに応えています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の売上高は5,587百万円と前年同期比0.2%増加しました。営業利益は616百万円で前年同期比18.2%減でしたが、依然として高水準の利益率を維持できています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上推移を見ると、7,617百万円から5,587百万円と若干減少傾向にあります。一方、利益面では742百万円から601百万円と堅調に推移しており、収益性の高い事業運営ができています。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期貸借対照表を見てみると、総資産は前事業年度末から401百万円増加の7,778百万円となっています。負債は285百万円増加の3,203百万円、純資産は116百万円増加の4,575百万円となっています。
資産の部
資産の部では商品在庫が増加しているのが特徴的です。顧客ニーズに合わせた在庫管理を行っており、売上拡大に向けた土台が築けています。
負債の部
負債の部では短期借入金が増加しています。一時的な資金需要に対応するため、機動的に借入を活用しているようです。
純資産の部
純資産の部では利益剰余金が増加しており、着実に収益力が高まっていることがわかります。自己資本比率は58.8%と健全な水準を維持できています。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は前年同期の10.0%から7.8%に低下しましたが、依然として高い水準にあります。一方、ROE(自己資本利益率)は前年同期の9.4%から8.2%に低下しています。これは、資産効率の低下と自己資本比率の低下が影響しているようです。
キャッシュフロー
キャッシュ・フロー計算書は開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期と比べて減少している模様です。在庫の増加などにより運転資本が増加しているためと考えられます。一方、投資・財務活動によるキャッシュ・フローは前年同期と比べて増加しているようです。
配当の支払額
株式会社ベリテは、株主の皆様への利益還元を重視しています。当期の中間配当は1株当たり10.05円、期末配当も10.05円と、前期に比べて増配となる見込みです。
今後の展望
同社は、ジュエリーチェーンのパイオニアとしての豊富な実績を活かし、高品質な商品開発と優れた接客サービスの提供に努めています。新型コロナウイルス感染症の影響が徐々に収束する中、顧客ニーズの変化に柔軟に対応しながら、さらなる事業拡大を目指していく方針です。
編集部のまとめ
株式会社ベリテは宝飾事業に特化したニッチな企業ですが、高い収益性と財務体質を維持しており、優良企業の一つだと言えそうです。通期の業績と来期の見通しにも注目が集まりそうです。株主還元も充実しており、同社の株式は投資家に人気があるといえるでしょう。
株式会社ベリテの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ベリテの決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日までの結果が発表されています。配当については、中間配当が1株10.05円、期末配当も同額の計画で、株主還元に積極的な企業といえます。今後の業績推移に注目が集まっています。