日本電計株式会社の第79期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

日本電計株式会社の2023年12月期第3四半期の決算報告書が公開されました。売上高73,403百万円営業利益2,607百万円経常利益2,812百万円と、前年同期に比べ増収増益となっています。運営する事業は堅調に推移し、特に海外子会社の業績が好調だったことが主な要因です。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: 日本電計株式会社
証券コード: 99080
決算期: 3月期

日本電計株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日本電計株式会社の決算は3月決算となっています。具体的な決算スケジュールは、3月末が決算期末、6月に定時株主総会が開かれ、その後8週間以内に有価証券報告書を提出しています。また、四半期決算は6月、9月、12月の各末日が会計期末となっています。

主な事業

日本電計株式会社は、電子計測機器、製造・加工・検査装置、電子部品・機構部品、PC及び関連製品、環境・評価・試験機器、画像測定・表面観察などを主力製品として扱っている電子部品商社です。主要ユーザーは、自動車業界や電子・電機業界などで、製品の開発や設備投資に関連したニーズに応えています。さらに、受託試験サービスや、ソフトウェアの開発・販売なども手掛けており、幅広い事業展開を行っています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は、売上高73,403百万円営業利益2,607百万円経常利益2,812百万円親会社株主に帰属する四半期純利益1,998百万円となっています。前年同期比で増収増益を達成しており、売上総利益率は14.4%と前年同期比0.5ポイント改善しました。主力の計測機器ビジネスが堅調に推移したことに加え、中国や海外子会社の業績が順調だったことが業績向上につながっています。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高は、2022年3月期104,778百万円、2023年3月期予想104,730百万円と高水準で推移しています。利益面でも、2022年3月期の経常利益は3,996百万円、2023年3月期予想は3,500百万円と、ほぼ横ばいで推移しています。今期第3四半期の増収増益は、計測機器などの主力商品の販売が堅調だったことを示しています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末の総資産は63,607百万円で、前期末比502百万円減少しました。流動資産は54,341百万円、固定資産は9,265百万円となっています。

資産の部

流動資産では、受取手形及び売掛金が6,592百万円減少した一方で、電子記録債権が2,560百万円、商品及び製品が2,086百万円増加しています。固定資産は有形固定資産が101百万円減少しましたが、投資その他の資産が409百万円増加しています。

負債の部

流動負債は34,407百万円で、支払手形及び買掛金が4,999百万円減少しましたが、短期借入金が4,095百万円増加しました。固定負債は1,601百万円で、長期借入金が1,913百万円減少しています。

純資産の部

純資産は27,598百万円で、前期末比1,602百万円増加しました。利益剰余金が925百万円減少しましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益1,998百万円の計上と、為替換算調整勘定の508百万円増加により、全体としては増加しています。

ROAとROE

日本電計株式会社のROA(総資産利益率)は、2023年3月期が5.6%、今期第3四半期は年換算で5.3%となっています。一方、ROE(自己資本利益率)は2023年3月期が8.0%、今期第3四半期は年換算で7.2%となっています。ROAとROEはともに一定水準を維持しており、計測機器などの主力事業が堅調に業績を伸ばしていることが分かります。

キャッシュフロー

四半期連結キャッシュ・フロー計算書は開示されていませんが、連結貸借対照表から現金及び預金が2023年3月末の8,425百万円から2023年12月末の8,105百万円に減少していることがわかります。これは、棚卸資産の増加や仕入債務の減少による運転資金の増加などが要因と考えられます。

配当の支払額

日本電計株式会社は、2023年度の中間配当として1株当たり35円、期末配当として1株当たり45円の配当を実施しています。この結果、2023年度の年間配当は1株当たり80円となり、前期の1株当たり70円から増配となっています。

今後の展望

日本電計株式会社は、中期経営計画に基づき、自動車、5G、IoT、ADAS・自動運転など成長分野の開拓に注力しています。同社の強みである計測機器の販売強化と併せて、受託試験サービスやソフトウェア事業など、収益源の多角化にも取り組んでいます。引き続き業界のリーディングカンパニーとして、収益力の向上と経営基盤の強化に努めていく方針です。

編集部のまとめ

日本電計株式会社は、計測機器を主体とする基盤ビジネスを強化しつつ、次世代自動車、5G、IoT、ADAS・自動運転といった成長分野への事業拡大にも注力しています。中国市場を含む海外事業の好調な業績に加え、国内でも主力事業が堅調に推移したことで、今期第3四半期は増収増益を達成しました。今後も、収益力の向上と経営基盤の強化に取り組み、企業価値の向上を目指していくことが期待されます。

日本電計株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日本電計株式会社の決算日は3月末で、6月に定時株主総会が開催されます。また、年間配当は1株当たり80円を予定しており、増配を実施しています。この決算報告を通して、同社の安定した収益基盤と、成長分野への挑戦が伺えます。今後の更なる業績拡大と企業価値向上が期待されます。

タイトルとURLをコピーしました