株式会社ミロク情報サービスの第47期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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株式会社ミロク情報サービスの第3四半期決算報告が発表されました。同社はERPシステムなどのソフトウェア開発や保守サービスを手がけるIT企業で、好調な業績を維持しています。売上高が5.7%増加し、主力のクラウドサービスや保守サービス収入の増加が寄与しました。一方で人件費や広告宣伝費などが増加し、利益率は低下していますが、中長期的な成長に向けた先行投資と捉えられます。今後も企業のデジタル化需要の取り込みに注力し、ビジネスモデルの変革による更なる収益基盤の強化が期待されます。

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企業情報

企業名: 株式会社ミロク情報サービス
証券コード: E04877
決算期: 2023年3月31日

株式会社ミロク情報サービスの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ミロク情報サービスの決算期は3月31日です。2023年度の決算発表は2024年2月13日に行われました。

主な事業

株式会社ミロク情報サービスは、中堅・中小企業向けのERPシステムやその保守サービスを中心に、各種業務ソフトウェアの開発・販売、プロジェクト管理支援サービスなどを提供しています。会計事務所向けの総合保守サービスの「トータル・バリューサービス(TVS)」や、企業向けのソフトウェア運用支援サービスなども手がけています。中堅・中小企業のデジタル化ニーズに幅広く対応することが同社の強みです。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の売上高は32,791百万円と前年同期比で5.7%の増収となりました。利益面では、人件費や広告宣伝費の増加などにより、営業利益は4,548百万円(前年同期比15.5%減)、経常利益は4,680百万円(同8.5%減)と減益となりました。一方で、利益率は高水準を維持しており、経常利益率は14.2%となっています。

売上・利益の推移

同社は過去3年連続で増収増益を達成しています。売上高は2022年3月期に41,461百万円まで伸長し、利益面でも経常利益が5,839百万円と高水準を維持してきました。今期第3四半期まででも売上高は32,791百万円、経常利益は4,680百万円とそれぞれ好調な推移となっています。

四半期連結貸借対照表について

同社の連結貸借対照表を見ると、総資産が44,447百万円純資産が26,428百万円となっています。流動資産が25,010百万円、固定資産が19,437百万円と健全な財務体質を維持しています。負債は18,018百万円で、自己資本比率は58.4%と高水準を保っています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が17,494百万円と手元流動性が高く、受取手形、売掛金及び契約資産が4,376百万円、商品が998百万円などとなっています。また、無形固定資産ではソフトウェアが2,750百万円、ソフトウェア仮勘定が5,351百万円と開発投資が積極的に行われています。

負債の部

負債の部では、短期借入金が5,320百万円長期借入金が3,200百万円となっています。1年以内償還予定の転換社債型新株予約権付社債が11,007百万円あったものの、当期に償還されています。

純資産の部

純資産の部は26,428百万円で、利益剰余金が24,881百万円となっています。自己資本比率は58.4%と高水準を維持しており、財務の健全性が高いことがわかります。

ROAとROE

当第3四半期のROA(総資産利益率)は7.3%ROE(自己資本利益率)は12.3%となっています。前年同期と比べROAは低下しているものの、ROEは引き続き高水準を維持しています。これは、利益水準が高く、自己資本比率も高いことが要因といえます。今後も安定的な収益基盤の維持が期待されます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは3,489百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローは2,337百万円のマイナスとなっています。財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の増加や配当金の支払いなどにより3,503百万円のマイナスとなりました。この結果、現金及び現金同等物は2,351百万円減少し、期末残高は17,494百万円となっています。

配当の支払額

同社は株主還元策として、年間配当金を45円(うち特別配当5円)と、安定的な配当を実施しています。当第3四半期累計期間の配当金総額は1,343百万円となっています。今後も業績に応じた適正な利益配分を行っていく方針です。

今後の展望

同社は、「中期経営計画 Vision2025」に基づき、既存ERPビジネスの進化とクラウド・サブスクリプションモデルへの移行、新規事業の開発などに取り組んでいます。特に、企業のデジタル化ニーズの取り込みに注力し、インボイス制度への対応製品の販売拡大や統合型DXプラットフォームの開発などを進めています。これらの施策により、持続的な成長と収益性の向上を目指していきます。

編集部のまとめ

株式会社ミロク情報サービスは、中堅・中小企業のデジタル化を支援する主要なITサービス企業です。当第3四半期も売上高が5.7%増加し、高い収益性を維持しています。一方で人件費や広告宣伝費の増加により減益となったものの、中長期的な成長に向けた先行投資と捉えられます。今後は、クラウド化の推進や統合型DXプラットフォームの開発などにより、さらなる収益基盤の強化が期待されます。同社は財務体質も健全で、株主還元も着実に実施しており、今後の業績動向に注目が集まります。

株式会社ミロク情報サービスの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ミロク情報サービスの決算期は3月31日で、2023年度の決算発表は2024年2月13日に行われました。また、同社の年間配当金は45円(うち特別配当5円)で、当第3四半期累計期間の配当金総額は1,343百万円となっています。今後も安定的な配当を実施していく方針です。

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