株式市場で活躍する上場企業、太洋物産株式会社の最新の決算内容をご紹介します。太洋物産は食品や農産品、化学品などの商社として幅広い事業を展開しており、日本の経済に欠かせない存在です。今期の業績は上々で、新規事業への挑戦にも期待が高まりそうです。太洋物産株式会社の決算内容をチェックしてみましょう。
企業情報
企業名: 太洋物産株式会社
証券コード: 99410
決算期: 2023年10月1日~2024年9月30日
太洋物産株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
太洋物産株式会社の決算日は9月30日です。 2023年10月1日から2024年9月30日までの1年間が第84期の決算期間となります。
主な事業
太洋物産株式会社は、食料品、農産品、化学品などの商品の仕入れ、販売を手掛ける商社です。食肉や加工食品、鶏肉、タイ産加工食品などの食料品、大豆や蕎麦などの農産品、自動車部品や化粧雑貨などの中国関連商品などを取り扱っています。国内外の仕入先と販売先を持つ総合商社として、幅広い商品ラインナップが特徴です。
今期の業績と利益率は?
今期の太洋物産株式会社の業績は好調で、売上高は95億71百万円となりました。前年同期比では微増となりましたが、営業利益は1億5百万円と大幅な増益を達成しています。利益率の改善が進んでおり、経常利益は80百万円、四半期純利益も60百万円と、黒字を確保できました。
売上・利益の推移
太洋物産株式会社の売上高は、前年同期比で0.1%増加しています。一方、利益面では前年同期比で大きく改善しており、営業利益は赤字から1億5百万円の黒字に転じました。経常利益も80百万円の黒字、四半期純利益も60百万円となっています。コスト管理の改善や新商品の販売増加などが奏功した結果といえるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
太洋物産株式会社の四半期連結貸借対照表を確認すると、資産合計は78億79百万円となっています。前事業年度末に比べ2億10百万円の増加です。一方、負債合計も71億33百万円と1億53百万円増加しています。純資産は7億45百万円となっており、前事業年度末から57百万円の増加となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が12億50百万円、売上債権が42億58百万円となっています。前事業年度末に比べ、現金及び預金が5億77百万円減少、売上債権が28百万円増加しています。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が8億円、短期借入金が59億68百万円となっています。前事業年度末に比べ、支払手形及び買掛金が6千5百万円減少、短期借入金が1億96百万円増加しています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が2億57百万円、利益剰余金が3億7百万円となっています。前事業年度末に比べ、利益剰余金が60百万円増加しました。
ROAとROE
太洋物産株式会社のROA(総資産経常利益率)は1.0%、ROE(自己資本利益率)は8.1%となっています。前期から改善しており、効率性の向上が見られます。利益が回復傾向にあることから、今後さらなる収益力の向上が期待されます。
キャッシュフロー
太洋物産株式会社のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュフローは3億83百万円の収入となりました。一方、投資活動によるキャッシュフローは3百万円の支出、財務活動によるキャッシュフローは1億96百万円の収入となっています。全体としては5億77百万円の減少となり、現金及び現金同等物の残高は12億50百万円となっています。
配当の支払額
太洋物産株式会社は、この期間中に配当を行っていません。利益の確保に尽力し、財務基盤の強化に注力してきた模様です。今後、業績が安定化すれば、株主還元策として配当の実施が期待されるでしょう。
今後の展望
太洋物産株式会社は、利益率の向上、リスクの分散・回避、機動的な資金投入、自己資本の改善などに取り組んでおり、この度の決算では一定の成果を上げることができました。越境ECなどの新事業にも進出しており、今後の事業拡大が期待されます。引き続き、安定的な収益基盤の構築に向けて努力を重ねていくことが重要です。
編集部のまとめ
太洋物産株式会社の決算内容をチェックしてみました。売上高は微増ながら、利益面では大幅な改善が見られ、好業績となりました。 新しい事業にも挑戦していることから、今後の成長に期待が高まりそうです。また、配当については実施されていませんが、財務体質の強化に取り組む姿勢が窺えます。今後の業績推移に注目していきましょう。
太洋物産株式会社の決算日や配当についてまとめました。
太洋物産株式会社の決算日は9月30日で、今期の決算期間は2023年10月1日~2024年9月30日の1年間です。この決算期では配当の支払いはありませんでしたが、今後の業績の推移によっては株主還元策としての配当実施が期待されます。