このたび株式会社ジョイフルの2023年12月期第2四半期の決算報告を発表しました。売上高33,926百万円、経常利益2,211百万円と好調な実績を示しています。主な事業はレストラン事業で、九州地区を中心に展開しているファミリーレストランチェーンです。
企業情報
企業名: 株式会社ジョイフル
証券コード: 99420
決算期: 6月
株式会社ジョイフルの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ジョイフルの決算日は6月30日で、第2四半期の決算報告は2023年12月31日に行われました。通期決算は2023年6月30日が決算期末となっています。
主な事業
株式会社ジョイフルは九州地区を中心にファミリーレストランを展開しています。メニューは和洋中の様々な料理を提供し、ランチやディナーのほか、テイクアウトやデリバリーなども行っています。全国展開を目指し、新店舗の開設にも注力しています。
今期の業績と利益率は?
今期の第2四半期は、売上高33,926百万円、経常利益2,211百万円と好調な実績を収めました。新型コロナウイルス感染症の影響が和らぎ、集客力の回復によって売上が伸びています。また原材料価格高騰の影響も抑えられ、高い経常利益率6.5%を維持できています。
売上・利益の推移
前年同期と比べて売上高が18.4%増加し、経常利益が236.3%増加と大幅な伸びを示しています。新型コロナの影響からの回復に加え、テイクアウトやデリバリーなどの新たな販売チャネルの拡大も好影響を与えています。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は29,990百万円となっています。前期末に比べて882百万円の増加です。資産の部、負債の部ともに大きな変動はなく、健全な財務体質を維持しています。
資産の部
資産の部では、有形固定資産が9,397百万円と前期末から449百万円増加しています。新店舗の出店などにより固定資産が増加しています。また、売掛金が1,137百万円と前期末から222百万円増加しています。
負債の部
負債の部では、長期借入金が6,515百万円と前期末から1,076百万円減少しています。着実に有利子負債の圧縮を進めています。
純資産の部
純資産の部では、9,298百万円となり、前期末から1,923百万円増加しています。利益剰余金の積み上がりにより、自己資本比率は30.7%と向上しています。
ROAとROE
収益性の指標であるROAは7.4%、ROEは26.4%と前年同期から大幅に改善しています。新型コロナ禍からの回復とともに、効率的な経営を実現できたことが要因です。今後も収益性をさらに高めていく必要があります。
キャッシュフロー
当第2四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが2,633百万円の増加となっています。店舗運営の安定化により営業キャッシュ・フローが大幅に改善しました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは923百万円の減少となっています。新店舗の出店などに積極的に投資を行っています。
配当の支払額
当期の中間配当は1株当たり5円で、配当金の総額は154百万円となりました。前年同期と同額の配当を実施しています。財務体質の強化と株主還元のバランスをとっています。
今後の展望
ジョイフルは今後も九州地区を中心とした店舗展開を加速し、国内外への事業拡大を目指していきます。また、テイクアウトやデリバリーなど、オフプレミス事業の強化にも注力します。さらに、人材育成や働き方改革にも取り組み、持続可能な経営基盤の確立を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社ジョイフルは、新型コロナウイルス感染症の影響からの回復とともに、売上高、経常利益ともに大幅な増加を果たしました。経営の効率化により、収益性の指標も大きく改善しています。今後は、新店舗展開やオフプレミス事業の強化などにより、持続的な成長を目指していきます。また、株主還元にも配慮し、健全な財務体質を維持していきます。
株式会社ジョイフルの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ジョイフルの決算日は6月30日で、第2四半期の決算報告は2023年12月31日に行われました。配当金は1株あたり5円で、配当金の総額は154百万円となっています。今後も収益性の向上と株主還元のバランスを取りながら、持続的な成長を目指していきます。