株式会社ベルクの2023年11月期第3四半期決算が公表されました。売上高2,539億円、営業利益126億円と前年同期比でいずれも増加しており、堅調な業績推移が確認できました。地域に根付いた経営を続け、地域のお客様のニーズに合わせた品揃えと利便性の高いサービスを提供し続けていることが成長につながっているようです。
企業情報
企業名: 株式会社ベルク
証券コード: E03216
決算期: 2月末
株式会社ベルクの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ベルクの決算期は2月末です。したがって、第3四半期決算の報告書は毎年1月12日に公表されます。
主な事業
株式会社ベルクは、スーパーマーケット事業を主体に経営しています。地域密着型の店舗展開を行い、お客様のニーズに合わせた品揃えと利便性の高いサービスの提供を心がけています。惣菜や簡便商品の拡充、ネットスーパーやスマートフォンアプリなど、多様なサービスの提供にも取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は売上高2,539億円、営業利益126億円と前年同期比で確実に改善しています。特に営業利益は29.4%の大幅な増加となりました。店舗の運営効率化や自社製造の強化、値ごろ感のある商品企画など、様々な取り組みが奏功しているようです。
売上・利益の推移
過去3年間の業績をみると、売上高は着実に増加し、2022年2月期に3,000億円を突破しました。利益面でも営業利益、経常利益ともに好調に推移しており、経営の安定性が高まってきていると評価できます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期の四半期連結貸借対照表をみると、総資産は1,806億円と前期末から11.3億円増加しました。また、純資産は985億円と7.2億円増加しており、財務体質の強化が進んでいます。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が175億円、商品及び製品が91億円と前期末から増加しています。また、有形固定資産が1,253億円と着実に積み上がっています。
負債の部
負債の部では、買掛金が228億円と前期末から増加しています。一方で、長期借入金は247億円と減少しており、財務の健全性が高まっています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が906億円と大幅に増加しています。株主資本比率も54.6%と高い水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは前年同期の5.9%から6.7%に改善し、ROEも前年同期の7.7%から9.4%に上昇しています。これは売上や利益の増加、財務体質の強化などが寄与していると考えられます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期の93億円から127億円に増加しました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは90億円の支出と前年同期から大幅に増加しており、店舗の新設や改装などに積極的に投資を行っている様子がうかがえます。
配当の支払額
当第3四半期では中間配当として1株当たり50円を実施しました。前年同期の45円から増配となっており、株主還元の強化に努めています。今後も安定的な配当の実施が期待できそうです。
今後の展望
株式会社ベルクは、地域に密着した店舗運営と、お客様ニーズに合わせたサービスの提供に注力しています。惣菜や簡便商品の強化、ネットスーパーの拡大などを通じて、更なる収益力の向上が期待されます。また、省力化や効率化にも取り組み、利益率の改善にも努めていく方針のようです。
編集部のまとめ
株式会社ベルクの2023年11月期第3四半期決算は、売上高、営業利益ともに前年同期を上回る好結果となりました。地域密着型の店舗運営と、お客様のニーズに合わせた商品・サービスの提供が功を奏しているようです。今後も着実な成長が期待できる企業といえるでしょう。
株式会社ベルクの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ベルクの決算期は2月末で、第3四半期決算の報告は毎年1月12日に行われています。また、同社は株主還元にも力を入れており、直近では1株当たり50円の中間配当を実施しました。今後も安定した収益基盤と強固な財務体質を背景に、株主還元の充実が期待できそうです。