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株式会社 セキチューの決算報告が発表されました。DIYや生活雑貨を中心に展開するホームセンター業界の老舗企業である同社は、売上は増加したものの、利益は減少したという結果になりました。増収減益の背景には、仕入れコストの高騰や店舗運営コストの増加など、外部環境の悪化が影響したようですね。
企業情報
企業名: 株式会社 セキチュー
証券コード: 99760
決算期: 2024年2月期第1四半期(2024年2月21日~2024年5月20日)
株式会社 セキチューの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社 セキチューの決算期は2月期です。第1四半期の決算期間は2024年2月21日から2024年5月20日までとなっています。
主な事業
株式会社 セキチューは、ホームセンター事業と不動産賃貸事業を展開しています。ホームセンター事業では、DIY用品、家庭用品、カー用品&自転車、レジャー用品などを取り扱っており、群馬県を中心に店舗を展開しています。不動産賃貸事業では、自社所有の不動産物件を賃貸しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、営業収益が77億84百万円(前年同期比2.0%増)と増収となりました。一方で、営業利益は2億75百万円(同25.0%減)、経常利益は2億83百万円(同25.7%減)、四半期純利益は2億円(同25.7%減)と減益となりました。これは、仕入れコストの高騰や販売費・一般管理費の増加などが影響したためです。
売上・利益の推移
株式会社 セキチューの過去1年間の売上高・利益の推移を見ると、売上高は毎期増加しているものの、営業利益、経常利益、当期純利益は減少傾向にあります。これは、物価上昇による仕入コストの上昇や販売費・一般管理費の増加の影響が大きかったためです。今後は、仕入価格の抑制や経費の効率化などにより、収益性の改善が課題となっています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社 セキチューの四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は204億59百万円となり、前事業年度末から7億42百万円増加しています。これは、売掛金や棚卸資産が増加したことが主な要因です。一方で、負債合計は92億76百万円と6億31百万円増加し、純資産は111億83百万円と1億10百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が102億48百万円と前事業年度末から7億70百万円増加しました。これは主に、売掛金が2億47百万円、棚卸資産が5億64百万円それぞれ増加したことによります。一方で、固定資産は102億10百万円と27百万円減少しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が75億63百万円と前事業年度末から1億50百万円減少しました。これは主に、短期借入金が12億円減少したものの、買掛金が8億52百万円増加したことによります。固定負債は17億12百万円と7億82百万円増加しており、長期借入金が7億77百万円増加したのが主な要因です。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が45億97百万円と前事業年度末から38百万円増加しています。また、その他有価証券評価差額金が3億11百万円と72百万円増加しています。この結果、純資産合計は111億83百万円となりました。
ROAとROE
株式会社 セキチューのROA(総資産経常利益率)は1.4%、ROE(自己資本当期純利益率)は1.8%となっています。前年同期と比べROAは0.3ポイント、ROEは0.4ポイントそれぞれ減少しています。これは、経常利益や当期純利益が減少したことが主な要因です。今後は、収益性の改善による経営効率の向上が課題となっています。
キャッシュフロー
株式会社 セキチューのキャッシュフローについては、四半期キャッシュ・フロー計算書が開示されていないため詳細は不明です。ただし、減価償却費が9,790万円と前年同期から約1,200万円増加していることから、営業活動によるキャッシュ・フローは一定程度確保できているものと推察されます。資金調達や設備投資などの投資活動によるキャッシュ・フローの状況についても注目していく必要がありそうです。
配当の支払額
株式会社 セキチューは、第1四半期においては1株当たり30円(うち特別配当10円)の配当を実施しています。前年同期と同水準の配当となっており、安定的な配当政策を維持しています。今後も業績動向を見ながら、株主還元に努めていくものと考えられます。
今後の展望
株式会社 セキチューは、「挑戦」をテーマに、新しいサービスの提案やデジタル化の推進など、変化する顧客ニーズに対応していく方針です。物価高や金利上昇などによる経営環境の悪化が予想されるものの、収益性の改善に向けたさまざまな取り組みを強化していく必要がありそうです。今後の業績動向に注目が集まるところです。
編集部のまとめ
株式会社 セキチューの2024年2月期第1四半期の決算は、増収ながら減益となりました。外部環境の悪化による仕入コストの上昇や販売費用の増加が響いた模様です。ただし、安定的な配当政策は継続しており、今後はデジタル化の推進などによる収益性の改善に期待が寄せられています。今後の業績や経営方針の変化に注目していきたいところです。
株式会社 セキチューの決算日や配当についてまとめました。
株式会社 セキチューの決算期は2月期で、今回の決算は2024年2月21日から2024年5月20日までの第1四半期の業績報告でした。配当については、1株当たり30円(うち特別配当10円)が支払われています。安定的な配当政策を維持しつつ、収益性の改善に向けた取り組みを進めていくことが期待されます。