株式会社アオキスーパーは、名古屋市に本社を置く食料品を中心としたスーパーマーケットチェーンです。第50期第3四半期決算報告書によると、ここ数年で営業収益が増加するなど好調な業績を維持しています。商品の品揃えの工夫や魅力的な販売促進策など、お客様のニーズに合わせた店舗運営に力を入れていることがわかります。今後も着実な成長が期待できる企業といえるでしょう。
企業情報
企業名: 株式会社アオキスーパー
証券コード: E03220
決算期: 2024年2月期
株式会社アオキスーパーの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社アオキスーパーの決算日は2月末日です。第3四半期決算は2023年11月30日までの会計期間となっています。
主な事業
株式会社アオキスーパーは、食料品を中心に生活関連用品等の販売を主な事業としています。地域に密着したスーパーマーケットチェーンとして、お客様のニーズに合わせた品揃えや魅力的な販売促進活動を行っています。特に生鮮食品部門に強みを持っているのが同社の特徴の1つです。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期累計期間の営業収益は650億69百万円と前年同期比で5.4%減となりました。一方で、営業利益は14億15百万円と前年同期の営業損失から大幅に改善しています。経常利益も14億79百万円と好調な結果となっています。利益率も前年同期と比べ大幅に上昇しており、効率的な経営が行われていることがわかります。
売上・利益の推移
株式会社アオキスーパーは、ここ数年着実に売上高および営業利益が増加しています。特に、当第3四半期累計期間の純利益は11億13百万円と前年同期の純損失から大きく改善しています。これは販売促進策の奏功や経費削減など、収益力の向上につながった結果だと考えられます。今後も堅調な業績が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
株式会社アオキスーパーの四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は316億8百万円となっています。前期比では18億49百万円増加しており、事業の拡大が進んでいることがわかります。一方で、負債合計は100億33百万円と前期比で13億35百万円の増加となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が134億21百万円と前期比21億90百万円増加しています。これは主に現金及び預金の増加によるものです。一方、固定資産は181億86百万円と前期比3億40百万円減少しています。これは敷金及び保証金の減少などが主な要因です。
負債の部
負債の部では、流動負債が80億55百万円と前期比13億23百万円増加しています。これは主に仕入債務の増加によるものです。一方、固定負債は19億78百万円と前期比12百万円の増加にとどまっています。
純資産の部
純資産の部では、215億74百万円と前期比5億14百万円増加しています。自己資本比率は68.2%と健全な財務体質を維持しています。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は4.7%と前年同期の-0.6%から大幅に改善しています。これは経常利益が大幅に増加したことが主な要因です。一方、ROE(自己資本当期純利益率)は5.5%と前年同期の-1.2%からも大幅に向上しています。自己資本の効率的な活用により利益を生み出せていることがわかります。今後も収益性の向上が期待できそうです。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローについては、第3四半期累計期間のキャッシュ・フロー計算書が開示されていないため詳細は不明です。ただし、資産の増加に伴い現金及び預金が21億15百万円増加していることから、営業活動によるキャッシュ・インフローが堅調だったと考えられます。今後の設備投資等への資金の活用にも注目が集まりそうです。
配当の支払額
株式会社アオキスーパーは、中間配当として1株当たり30円を実施しています。また、期末配当も1株当たり30円を予定しており、年間配当は60円となる見込みです。安定的な配当政策を維持しており、株主還元にも力を入れていることがわかります。
今後の展望
株式会社アオキスーパーは、新たな取り組みとして電子レシートサービスの提供や即時配達サービスの導入など、お客様の利便性向上に努めています。また、食品ロス削減や地域貢献活動にも積極的に取り組んでおり、企業価値の向上にも力を入れています。今後も着実な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社アオキスーパーは、生鮮食料品を中心とした食品スーパーとして地域に密着した事業展開を行っています。当第3四半期決算では、売上高は減少したものの利益は大幅に改善しており、収益力の向上が顕著に表れています。今後も新しい取り組みを積極的に行い、お客様の利便性向上とともに企業価値向上にも注力していくことが期待されます。
株式会社アオキスーパーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社アオキスーパーの決算日は2月末日で、当期の年間配当は1株当たり60円を予定しています。安定的な配当政策を維持しており、株主還元にも力を入れていることがわかります。今後も堅調な業績が期待できる企業といえるでしょう。
