株式会社文教堂グループホールディングスの最新の決算が発表されました。書籍・雑誌販売の大手企業である同社の業績について、みなさんの一問一答形式でご紹介します。
企業情報
企業名: 株式会社文教堂グループホールディングス
証券コード: E03221
決算期: 8月31日
株式会社文教堂グループホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社文教堂グループホールディングスの決算日は8月31日です。
決算期は9月1日~8月31日の年度となります。
主な事業
同社の主な事業は書籍・雑誌の小売および卸売りです。全国に展開する「文教堂書店」では、幅広い書籍・雑誌・文具などを販売しています。
また、新しい試みとしてプログラミング教育事業にも注力しており、店舗内に併設した教室で子供向けのプログラミング教育を行っています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期連結累計期間の売上高は35億1383万円と前年同期に比べ4.3%減少しましたが、営業損失は6343万円と改善傾向にあります。
コストの適正化などにより収益性を高める取り組みが進んでおり、今後の業績改善が期待されます。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比4.3%減の35億1383万円でしたが、経常損失は5540万円と前年同期から収支が改善しています。
事業構造改革の成果が徐々に表れ始めており、収支の安定化が図られつつあります。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期連結会計期間末の総資産は100億2505万円となり、前期末に比べ1.1%増加しました。
一方、負債合計は88億1409万円で前期末比2.0%増加しています。
資産の部
流動資産は75億8329万円と前期末比1.6%増加し、固定資産は24億4175万円と前期末比0.6%減少しています。
現金及び預金が減少した一方で、商品が増加したことが主な要因です。
負債の部
流動負債は68億2868万円と前期末比2.6%増加し、固定負債は19億8540万円で前期末比0.2%減少しています。
支払手形及び買掛金が増加したことが主な要因です。
純資産の部
純資産合計は12億1096万円と前期末比4.5%減少しました。
利益剰余金の減少により、自己資本比率は12.1%となりました。
ROAとROE
ROAは-0.6%、ROEは-4.7%となりました。収益性が低下傾向にありますが、事業構造改革に取り組むことで、収支の改善と自己資本の強化が課題となっています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは▲14億4214万円の支出超過となりました。
商品の増加により運転資金が増加したことが主な要因です。投資活動およびフリー・キャッシュ・フローも減少傾向にあります。
配当の支払額
当第1四半期連結累計期間において配当は行われていません。
今後の業績次第で配当の復活が期待されますが、現時点では配当予定はありません。
今後の展望
同社は事業構造改革に取り組んでおり、収益力の改善と財務体質の強化を目指しています。
また、新規事業であるプログラミング教育の展開にも積極的に取り組んでおり、今後の事業ポートフォリオの多様化が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社文教堂グループホールディングスは、一時的に厳しい経営環境に置かれていましたが、事業構造改革に着手し、徐々に収支改善の成果が表れ始めています。
今後は新規事業の育成と収支基盤の強化により、企業価値の向上が期待できるでしょう。
株式会社文教堂グループホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算日は8月31日、決算期は9月1日~8月31日の年度となります。
当第1四半期連結累計期間では配当は支払われておりませんが、今後の業績次第で配当の復活に期待が寄せられています。