株式会社ファーストリテイリングの2023年9月期第2四半期決算が発表されました。増収増益となり、過去最高益を更新しました。2023年は、海外ユニクロ事業の成長がグループの業績を大きく牽引しています。
企業情報
企業名: 株式会社ファーストリテイリング
証券コード: E03217
決算期: 2024年8月期
株式会社ファーストリテイリングの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ファーストリテイリングの決算期は8月期で、毎年8月31日が期末となっています。四半期決算は3か月毎に行われ、第2四半期決算の発表は翌年の4月に行われます。
主な事業
株式会社ファーストリテイリングは、世界中のあらゆるお客様から信頼され、生活に必要不可欠な「グローバルNo.1ブランド」を目指しています。主力事業は、ユニクロ事業とジーユー事業で、それ以外にグローバルブランド事業(セオリー、プラステ、コントワー・デ・コトニエ)を展開しています。
今期の業績と利益率は?
2023年9月期第2四半期は、売上収益1兆5,990億円(前年同期比9.0%増)、営業利益2,570億円(同16.7%増)と大幅な増収増益を達成しました。売上総利益率は52.9%と大幅に改善しています。
売上・利益の推移
ユニクロ事業の海外展開が好調で、北米やヨーロッパなどのユニクロ事業が大幅な増収増益となりました。ジーユー事業も好調で増収増益となっています。一方、グローバルブランド事業は収益改善に向けた構造改革を進めています。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
資産合計は前期末比1,921億円増加し、3兆4,958億円となりました。現金及び現金同等物が1兆658億円と大幅に増加しています。
負債の部
負債合計は前期末比21億円減少し、1兆4,281億円となりました。買掛金やその他の短期債務が減少しています。
純資産の部
純資産合計は前期末比1,943億円増加し、2兆676億円となりました。利益剰余金が増加したことが主な要因です。
ROAとROE
ROAは前期末の4.8%から5.9%に改善し、ROEも前期末の16.3%から16.9%に上昇しています。これは、売上高利益率の改善と資産効率の向上により、収益性が高まったことが主な要因です。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは3,223億円の収入超過、投資活動は541億円の支出超過、財務活動は1,314億円の支出超過となりました。この結果、現金及び現金同等物は前期末比1,625億円増加し、1兆658億円となっています。
配当の支払額
第2四半期の1株当たり配当金は、前年同期比30円減の175円となっています。配当性向は27.4%となっています。
今後の展望
ファーストリテイリンググループは、LifeWearのコンセプトに基づき、サステナビリティに配慮した商品づくりや、海外ユニクロ事業の更なる拡大を目指しています。特に、北米、欧州の事業が好調で、グローバル展開を加速させる方針です。また、ジーユー事業や、グローバルブランド事業の収益力強化にも取り組んでいきます。
編集部のまとめ
ファーストリテイリングの2023年9月期第2四半期決算は、過去最高益を更新する好調な結果となりました。中でも、海外ユニクロ事業の躍進が目を引きます。これまでの投資が実を結び、グローバル展開が順調に進んでいるようです。今後も、サステナビリティに配慮しつつ、さらなる成長が期待されます。
株式会社ファーストリテイリングの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ファーストリテイリングの決算期は8月期で、毎年8月31日が期末となっています。第2四半期決算は翌年の4月に発表されます。配当は年2回の支払いで、第2四半期の1株当たり配当金は175円となっています。今後も安定した配当を維持していく方針のようです。