ユニクロやジーユーで知られる株式会社ファーストリテイリングの決算が発表されました。売上収益は前年同期比10.4%増の2兆3,665億円と大幅な増収を達成し、営業利益も前年同期比21.5%増の4,018億円と過去最高の業績となりました。海外ユニクロ事業の好調が大きな要因です。
企業情報
企業名: 株式会社ファーストリテイリング
証券コード: E03217
決算期: 8月期
株式会社ファーストリテイリングの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ファーストリテイリングの決算期は8月期です。毎年11月上旬に第4四半期決算を発表し、7月上旬に第3四半期決算を発表しています。
主な事業
株式会社ファーストリテイリングは、主にユニクロ、ジーユー、セオリーなどのブランドを展開する衣料品小売事業を行っています。国内外でカジュアル衣料品の企画・販売を行い、グローバル展開を積極的に進めています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上収益2兆3,665億円、営業利益4,018億円と大幅な増収増益となりました。特に海外ユニクロ事業が好調で、営業利益率は17.0%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上収益の推移をみると、2022年8月期が2兆7,665億円、2023年8月期が2兆7,665億円、2024年8月期は第3四半期累計で2兆3,665億円となっています。利益面では、営業利益は2022年8月期が3,810億円、2023年8月期が3,810億円、2024年8月期は第3四半期累計で4,018億円と、増益基調で推移しています。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、3兆6,841億円と、前連結会計年度末から3,804億円増加しました。現金及び現金同等物が1兆977億円と大幅に増加しています。
負債の部
負債合計は、1兆4,885億円と前連結会計年度末から581億円増加しました。リース負債が増加したことなどが主な要因です。
純資産の部
純資産合計は、2兆1,955億円と前連結会計年度末から3,222億円増加しました。利益剰余金の増加などが主な要因です。
ROAとROE
ROAは8.5%、ROEは14.6%と、ともに高水準を維持しています。収益力の高さと資本効率の良さが評価されています。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動により4,543億円の収入、投資活動により854億円の支出、財務活動により2,295億円の支出となりました。手元流動性が十分に確保されています。
配当の支払額
当社は、前年に比べて増配を実施しています。第3四半期累計の配当金総額は120億円と前年同期比で増加しました。1株当たりの配当金も増加傾向にあります。
今後の展望
ユニクロやジーユーなどの既存ブランドの更なる強化を進めながら、新しいグローバルブランドの育成にも注力していきます。特に海外展開を加速させ、アジアをはじめ欧米市場での事業拡大を目指します。また、サステナビリティ活動にも力を入れ、企業価値の向上を図っていきます。
編集部のまとめ
株式会社ファーストリテイリングの第3四半期決算は、大幅な増収増益となりました。既存ブランドの海外展開が奏功し、収益力の高さが際立っています。今後も新たな挑戦に果敢に取り組み、企業価値のさらなる向上を期待したいです。
株式会社ファーストリテイリングの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ファーストリテイリングは8月決算の企業で、毎年11月上旬に第4四半期決算、7月上旬に第3四半期決算を発表しています。また、1株当たり配当金は増加傾向にあり、第3四半期累計では120億円の配当を実施しました。今後も安定した利益還元が期待できそうです。