蔵王産業株式会社の2023年12月期第3四半期決算が公表されました。業績は力強く、収支の健全性も保たれており、今後の更なる成長が期待できそうです。
企業情報
企業名: 蔵王産業株式会社
証券コード: E02779
決算期: 3月31日
蔵王産業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
蔵王産業株式会社の決算期は3月31日です。第3四半期の決算発表は通常2月中旬に行われています。
主な事業
蔵王産業株式会社は、環境クリーニング機器の製造・販売を主な事業としています。清掃機器、洗浄機器、アクセサリー等の製品を取り扱っており、幅広い顧客ニーズに応えています。特に高品質な製品と充実したアフターサービスが同社の強みとなっています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の売上高は6,963百万円と前年同期比で3.0%減少しました。一方で、経常利益は857百万円と18.8%減少したものの、依然高水準の利益を確保することができました。利益率も高く、同社の収益基盤の強さが窺えます。
売上・利益の推移
過去3年間の業績推移を見ると、売上高は9,647百万円から6,963百万円へと減少傾向にあります。一方で経常利益は1,406百万円から857百万円へと減少しつつも高水準を維持しています。これは同社の高い収益力を示しており、今後の更なる事業展開が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期会計期間末の財務状況は良好です。総資産は14,168百万円、負債は1,845百万円、純資産は12,322百万円となっています。自己資本比率は87.0%と高水準を維持しており、財務の健全性が高いことがわかります。
資産の部
流動資産は10,280百万円で、現金及び預金が1,596百万円、有価証券が4,699百万円となっています。固定資産は3,888百万円で、土地が2,109百万円を占めています。資産全体としては堅実な水準を維持しています。
負債の部
流動負債は818百万円、固定負債は1,026百万円となっています。負債全体は1,845百万円と低水準であり、財務の健全性が高いことがわかります。
純資産の部
純資産は12,322百万円となっており、自己資本比率は87.0%と極めて高水準です。財務基盤が強固であることが分かります。
ROAとROE
ROAは5.7%、ROEは4.7%となっています。これらの指標は直近3年間高水準を維持しており、同社の高い収益性と効率的な資産運用が評価できます。今後も安定した収益性を維持できると期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期累計期間のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが+709百万円、投資活動によるキャッシュフローが-287百万円、財務活動によるキャッシュフローが-1,591百万円となっています。自己株式の取得等により財務活動によるキャッシュフローがマイナスとなっているものの、全体としては健全な水準を維持しています。
配当の支払額
当第3四半期累計期間の1株当たり配当額は50円となっています。財務基盤の強さを背景に、株主還元にも積極的に取り組んでいることがわかります。今後も安定的な配当の継続が期待されます。
今後の展望
蔵王産業株式会社は、引き続き中長期的な成長を目指しています。新商品の開発や販売網の拡大、生産性の向上などに取り組み、収益力の向上を図っていく方針です。同時に、ESG経営にも注力し、環境保全や社会貢献活動にも積極的に取り組むことで、持続可能な企業価値の向上を目指していきます。
編集部のまとめ
蔵王産業株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、売上高は前年同期比で3.0%減少したものの、経常利益は高水準を維持するなど、収益性の高さが特徴的でした。財務基盤も健全で、株主還元にも積極的に取り組んでいることから、今後の更なる成長が期待できる企業と言えるでしょう。
蔵王産業株式会社の決算日や配当についてまとめました。
蔵王産業株式会社の決算期は3月31日で、第3四半期決算は毎年2月中旬に発表されています。配当については、当第3四半期累計期間の1株当たり配当額が50円と、財務基盤の強さを背景に株主還元にも積極的に取り組んでいることがわかりました。