株式会社ヤマザワの第62期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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株式会社ヤマザワの2023年3月期第3四半期決算がアナウンスされました。売上高は759億22百万円と前年同期比2.8%増加し、経常利益は4億84百万円と33.2%減少しました。しかし、親会社株主に帰属する四半期純利益は9億26百万円と大幅な増加を果たしています。

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企業情報

企業名: 株式会社ヤマザワ
証券コード: E03228
決算期: 2月末

株式会社ヤマザワの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ヤマザワの決算日は2月末日で、第3四半期決算は11月末日まで、通期の決算は翌年の2月末日までとなっています。

主な事業

株式会社ヤマザワは山形県を中心に展開するスーパーマーケットチェーンです。71店舗を構え、食料品を中心に日用品や医薬品、衣料品なども取り扱っています。加えて、連結子会社のサンコー食品では惣菜やデリカ商品の製造も行っており、ヤマザワグループ全体として地域に密着した事業活動を展開しています。

今期の業績と利益率は?

ヤマザワの2023年3月期第3四半期の業績は、売上高759億22百万円、経常利益4億84百万円と前年同期比で増収ながら減益となりました。しかし、親会社株主に帰属する四半期純利益は9億26百万円と大幅に改善しています。これは、前年同期に計上された減損損失などの特別損失の計上がなくなったことが主な要因です。利益率では、売上高営業利益率は0.6%と前年同期の0.9%から低下しましたが、引き続き安定した収益基盤を築いています。

売上・利益の推移

ヤマザワの売上高は、2022年3月期の928億円から2023年3月期第3四半期では759億22百万円に増加しました。一方、利益面では、2022年3月期の経常利益が205百万円に対し、2023年3月期第3四半期では484百万円と大幅に改善しています。経常利益率も0.2%から0.6%に上昇しており、収益性の向上が見られます。

四半期連結貸借対照表について

ヤマザワの2023年11月30日現在の連結貸借対照表をみると、総資産は591億36百万円となっています。前期末からの増加は主に、商品及び製品や建物及び構築物(純額)の増加によるものです。一方、負債は298億41百万円と前期末から42億19百万円増加しており、支払手形及び買掛金やリース債務の増加が主な要因です。純資産は292億94百万円と6億57百万円増加し、自己資本比率は49.5%となっています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金54億47百万円商品及び製品51億7百万円建物及び構造物(純額)211億59百万円などが主な項目となっています。前期末と比べ総資産が約48億円増加しており、事業拡大に向けた設備投資が進んでいることがうかがえます。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金81億38百万円長期借入金43億14百万円などが主な項目となっています。前期末から約42億円増加しており、仕入れや設備投資に伴う資金調達が進んでいることがわかります。

純資産の部

純資産の部では、資本金23億88百万円利益剰余金248億42百万円となっています。前期末から約6億円増加しており、堅実な収益基盤の構築が進んでいます。自己資本比率は49.5%と健全な水準を維持しています。

ROAとROE

ヤマザワのROA(総資産利益率)は前期の0.4%から当第3四半期は0.8%に上昇しており、資産の効率的な運用ができています。一方、ROE(自己資本利益率)は前期の0.9%から3.2%に改善しており、株主資本の収益性も向上しています。これは、経営効率の改善やコスト削減の取り組みが奏功していると考えられます。

キャッシュフロー

ヤマザワの四半期連結キャッシュ・フロー計算書を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは約95億円のプラスとなっています。これは主に税金等調整前四半期純利益の計上や仕入債務の増加によるものです。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは約38億円のマイナスとなっており、新店舗の開設や設備投資に伴う支出が主な要因です。財務活動では約18億円のマイナスとなっており、借入金の返済や配当金の支払いによるものです。全体として、堅実な事業運営と設備投資を両立させながら、安定的なキャッシュ・フローを確保できていると評価できます。

配当の支払額

ヤマザワは、2023年5月25日開催の定時株主総会の決議に基づき、1株当たり13円50銭の期末配当を実施しました。また、2023年9月26日開催の取締役会の決議に基づき、1株当たり13円50銭の中間配当を実施しています。これにより、年間配当金は1株当たり27円となりました。株主還元の充実にも力を入れている企業といえるでしょう。

今後の展望

ヤマザワは、2022年から始まった第3次中期経営計画において、「顧客の創造」「新たな生産性の獲得」「収益構造改革」を重点課題に掲げています。食品小売業界の厳しい環境の中で、店舗の改装や商品開発、DX推進による生産性向上など、様々な取り組みを進めています。また、脱炭素化や健康経営への取り組みなど、ESG経営の推進にも注力しています。今後も地域に根差した企業として、持続的な成長を目指していくことでしょう。

編集部のまとめ

株式会社ヤマザワは、山形県を中心に展開するスーパーマーケットチェーンです。第3次中期経営計画の2年目を迎え、顧客ニーズにあった商品開発や生産性向上、ESG経営の推進など、様々な取り組みを進めています。2023年3月期第3四半期の業績は、売上高が前年同期比増収となり、純利益も大幅に改善しました。今後も地域に密着した事業展開を続けながら、持続的な成長を目指していくことが期待されます。

株式会社ヤマザワの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ヤマザワの決算日は2月末日で、第3四半期決算は11月末日までとなっています。配当については、年間27円の安定配当を実施しており、株主還元にも力を入れている企業といえます。今後も地域に根差した事業展開を続け、持続的な成長を目指していくことが期待されます。

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