株式会社ベルーナの最新の決算報告をお届けします。ベルーナは通販大手の企業で、日本を代表する有名ファッション通販業者の1つです。今回の決算では、国内外の通販事業、ホテル事業、飲食事業など幅広い分野で好調な業績を収めています。
企業情報
企業名: 株式会社ベルーナ
証券コード: E03229
決算期: 2023年3月期
株式会社ベルーナの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社ベルーナの決算日は3月31日で、通常4月上旬に決算短信を発表しています。今回の2023年3月期第3四半期決算は2023年12月31日までの3四半期の業績を報告したものです。
主な事業
ベルーナは、アパレル・雑貨通販事業、化粧品・健康食品通販事業、グルメ通販事業、ナース関連事業、データベース活用事業、呉服関連事業、ホテル事業など、多岐にわたる通販事業を展開しています。通販を中核に、関連事業で収益を上げる総合通販企業として成長を遂げてきました。
今期の業績と利益率は？
直近の2023年3月期第3四半期の業績は、売上高が156,278百万円、経常利益が6,930百万円となりました。売上高は前年同期比でわずかに減少しましたが、経常利益率は4.4%と健全な水準を維持しています。
売上・利益の推移
ベルーナの売上高と利益は、ここ数年安定して推移しています。2023年3月期の通期業績予想では、売上高が212,376百万円、経常利益が12,549百万円と、高水準の業績を見込んでいます。
四半期連結貸借対照表について
ベルーナの2023年12月末の連結貸借対照表を見ると、資産合計は307,603百万円、負債合計は174,512百万円、純資産合計は133,091百万円となっています。資産の大半は流動資産と有形固定資産で構成されており、負債の大半は借入金や社債などの有利子負債となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金32,012百万円、受取手形及び売掛金16,565百万円、有形固定資産139,198百万円が主な内訳となっています。ホテル事業の拡大に伴い、有形固定資産が大幅に増加しています。
負債の部
負債の部では、短期借入金13,403百万円、長期借入金99,944百万円、社債10,035百万円などが主な内訳となっています。金融機関からの借入が大半を占めているのが特徴です。
純資産の部
純資産の部では、資本金10,612百万円、利益剰余金111,786百万円が主な内訳となっています。自己資本比率は42.9%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
ベルーナのROA(総資産利益率)は2.0%、ROE(自己資本利益率)は4.3%となっています。前年同期と比較すると若干低下しているものの、通信販売業界の平均水準と比べると高い水準を維持しています。今後の成長に向けて、資産の効率的な活用やさらなる収益力の向上に取り組んでいきます。
キャッシュフロー
ベルーナのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが安定的に確保されている一方で、積極的な設備投資によりフリー・キャッシュ・フローはマイナスとなっています。今後は、投資効果を最大化しつつ、キャッシュ創出力の向上にも注力していきます。
配当の支払額
ベルーナは、株主還元の一環として安定的な配当を実施しています。2023年3月期の年間配当金は20.25円を予定しており、配当性向は38.5%となる見込みです。今後も、業績に応じた適切な利益配分を行っていく方針です。
今後の展望
ベルーナは、通販事業の更なる強化と、ホテル事業の収益拡大によりグループ全体の業績向上を目指しています。また、ESG経営の推進や、AI/IoT活用による業務効率化などにも注力し、持続的な成長を実現していきます。株主の皆様には引き続き安定的な配当を行っていく方針です。
編集部のまとめ
株式会社ベルーナは、通販事業を中心に高い収益力を維持し続けている企業です。今回の決算では、ホテル事業の好調な業績や、化粧品・健康食品通販の好調さなどが特徴的です。今後も、成長分野への投資と経営効率化を両立させ、企業価値の向上に努めていくことが期待されます。
株式会社ベルーナの決算日や配当についてまとめました。
ベルーナの決算日は3月31日で、通常4月上旬に決算短信を発表しています。また、同社は株主還元の観点から、安定的な配当を行っており、2023年3月期の年間配当金は1株当たり20.25円を予定しています。今後も、業績に合わせて適切な利益配分を行っていく方針です。
