協立電機株式会社の最新の四半期決算が発表されました。2024年3月期第3四半期の業績は、売上高が前年同期比1.4%増、営業利益が同4.3%増と、着々と好業績を維持しているようです。
企業情報
企業名: 協立電機株式会社
証券コード: 6874
決算期: 2024年6月期
協立電機株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
協立電機株式会社は6月決算の企業です。最新の四半期決算は2024年3月31日を期末とする第3四半期の決算となっています。
主な事業
協立電機株式会社は、インテリジェントFAシステム事業とIT制御・科学測定事業の2つを主要な事業セグメントとしています。
インテリジェントFAシステム事業では、IoTを活用した自動化システムや各種検査装置、ロボットシステムなどを手がけています。IT制御・科学測定事業では、製造業の合理化や研究開発の自動化に貢献する製品・サービスを提供しています。
今期の業績と利益率は?
今期の第3四半期累計期間の業績は、売上高が260億円、営業利益が20億円と前年同期比で増収増益を達成しました。
特に利益率に着目すると、営業利益率は7.8%と高水準を維持しており、収益性の高い事業展開ができていることが伺えます。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比1.4%増、営業利益は同4.3%増と、着実に成長を続けています。
特にインテリジェントFAシステム事業は14.3%増と好調で、ロボットシステムなどの需要拡大が寄与しています。一方、IT制御・科学測定事業は5.5%減と軟調でしたが、全体としては増収増益を実現できました。
四半期連結貸借対照表について
協立電機株式会社の財務状況は、健全な水準を維持しています。
当第3四半期末の総資産は312億円と前期末から16億円増加し、自己資本比率は55.6%となっています。負債は129億円と前期末から2億円増加しましたが、安定した財務基盤を築いていると言えます。
資産の部
総資産は312億円で、前期末比16億円増加しました。主な増加要因は現金及び預金、有価証券、棚卸資産の増加です。
固定資産は91億円で、前期末比2億円の増加となりました。
負債の部
総負債は129億円で、前期末比2億円の増加となりました。
仕入債務が増加したため、流動負債が増加しました。一方、長期借入金などの固定負債は減少しました。
純資産の部
純資産は183億円で、前期末比12億円の増加となりました。
利益剰余金や評価差額金の増加により、自己資本比率は55.6%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
協立電機株式会社のROA(総資産利益率)は5.7%、ROE(自己資本利益率)は8.3%となっています。
前年同期と比較してROAは0.2ポイント、ROEは0.4ポイント上昇しており、収益性の向上がうかがえます。安定した収益力と財務体質を背景に、株主への利益還元も増加傾向にあります。
キャッシュフロー
当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが26億円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローが11億円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローが9億円の減少となりました。
全体として7億円の増加となり、手元流動性は十分に確保できています。
配当の支払額
協立電機株式会社は、年間配当金70円を計画しています。この配当水準は前期から15円増加しており、株主還元の拡充を図っています。
好調な業績を反映し、株主への利益還元も充実してきていると評価できます。
今後の展望
今後も、IoTやロボット技術の進展による自動化・省人化ニーズの拡大に伴い、協立電機株式会社の成長が期待されています。
製造業界の設備投資は底堅く、協立電機がこの分野でのトップ企業として地位を確立していることから、持続的な業績拡大が見込まれます。
編集部のまとめ
協立電機株式会社は、インテリジェントFA分野での競争力を高め、好調な業績を続けています。
設備投資需要の拡大に合わせて売上も増加し、収益性も向上傾向にあります。財務状況も健全で、株主還元も充実してきていると評価できます。
今後も同社の成長が期待されており、引き続き注目していく必要がある企業だと言えるでしょう。
協立電機株式会社の決算日や配当についてまとめました。
協立電機株式会社は6月決算で、最新の決算は2024年3月期第3四半期です。また、2024年6月期の年間配当金は70円を予定しています。安定した業績と収益力を背景に、株主還元の拡充を図っていることがわかりました。