みなさん、こんにちは!体外診断用医薬品メーカーの株式会社ミズホメディーの四半期決算の様子をお知らせします。
ミズホメディーは、新型コロナウイルス感染症の検査薬を中心に事業を展開しており、売上高が前年同期比14.7%増と順調な業績を残しました。
売上高の伸びを背景に、経常利益は30.7%増と大幅な増益となっています。
企業情報
企業名: 株式会社ミズホメディー
証券コード: E31946
決算期: 12月
株式会社ミズホメディーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ミズホメディーの決算日は12月31日です。
四半期決算は1月1日から3月31日までの第1四半期、4月1日から6月30日までの第2四半期、7月1日から9月30日までの第3四半期、10月1日から12月31日までの第4四半期と年4回行われています。
主な事業
株式会社ミズホメディーは、体外診断用医薬品の開発・製造・販売を主な事業としています。
新型コロナウイルス感染症の検査薬をはじめ、インフルエンザやその他の感染症の体外診断用医薬品を提供しています。
最近では、新型コロナウイルスとRSウイルスを同時に検出できる検査キットの発売など、製品ラインナップの拡充にも取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期累計期間の売上高は27億42百万円で、前年同期比14.7%の増収となりました。
利益面では、経常利益が13億72百万円と、前年同期比30.7%の大幅増益を達成しました。
この背景には、新型コロナウイルス検査薬や、インフルエンザ検査薬の需要増加があります。
売上・利益の推移
ミズホメディーの売上高は、2019年から2021年にかけて大幅に増加しています。
2021年には131億円と過去最高を記録しました。
一方で、利益面では、2019年以前は年間約50億円の水準でしたが、2020年以降経常利益は52億円を超えると大幅に伸び、収益性も高まっています。
四半期連結貸借対照表について
ミズホメディーの2024年3月31日時点の財政状態は以下の通りです。
資産の部
総資産は185億30百万円となっています。
流動資産では現金及び預金が97億90百万円、売掛金が33億77百万円となっています。
固定資産では、有形固定資産が23億5百万円となっています。
負債の部
負債合計は32億16百万円。
主な内訳は、買掛金が3億76百万円、未払法人税等が4億80百万円となっています。
純資産の部
純資産は153億13百万円。
資本金が4億64百万円、利益剰余金が145億75百万円となっています。
自己資本比率は82.6%と高い水準を維持しています。
ROAとROE
ミズホメディーのROA(総資産利益率)は過去5年間で10%前後で推移しており、健全な水準を保っています。
また、ROE(自己資本利益率)は同期間で20%台から30%台とバランスの取れた収益力を維持しています。
これは、医療現場からの検査需要の拡大や高い収益性を有する検査薬の販売増加などが寄与しているためです。
キャッシュフロー
ミズホメディーのキャッシュフローは、営業CF、投資CF、財務CFともに堅調に推移しています。
特に営業CFは、新型コロナウイルスをはじめとする感染症検査薬の需要増加により、大幅な黒字を維持している状況です。
この強固な財務体質を背景に、積極的な設備投資や研究開発投資を行っていくことが期待されます。
配当の支払額
ミズホメディーは、1株当たり年間配当金200円を実施しています。
2024年3月期の第1四半期では、1株当たり140円の中間配当を実施しました。
今後も、株主還元の充実を図る方針でありますが、成長投資とのバランスも重視していく方針です。
今後の展望
ミズホメディーは、新型コロナウイルス関連検査薬に加え、インフルエンザなどの既存感染症検査薬の需要回復にも注目しています。
また、遺伝子POCT検査システムの次世代化にも取り組むなど、製品ラインナップの拡充と技術力の向上を通じて、安定した収益基盤の確立を目指しています。
編集部のまとめ
ミズホメディーは、新型コロナウイルスをはじめとする感染症検査薬の需要増加を背景に、売上高と利益が大幅に伸びている企業です。
強固な財務基盤を背景に、製品開発や設備投資にも積極的に取り組んでおり、今後の成長が期待できる企業といえるでしょう。
安定した収益力と株主還元の充実など、好業績が続くことが望まれます。
株式会社ミズホメディーの決算日や配当についてまとめました。
ミズホメディーの決算日は12月31日で、年4回の四半期決算を行っています。
直近では2024年3月期第1四半期の決算を発表し、売上高27億42百万円、経常利益13億72百万円と好調な業績を残しました。
配当については、1株当たり年間200円を実施しており、今後も株主還元の充実に取り組む方針です。