株式会社太陽工機の2024年第1四半期決算が発表されました。研削盤の製造・販売を主軸とするこの企業は、国内外でしっかりと業績を残しているようです。海外市場の開拓にも力を入れており、今後の更なる成長が期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社太陽工機
証券コード: 61640
決算期: 2024年12月期
株式会社太陽工機の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社太陽工機の決算日は12月31日です。 毎年3月末に当期の決算が発表されます。
主な事業
株式会社太陽工機は、研削盤の製造・販売を主な事業としています。製品ラインアップは、立形研削盤、横形研削盤、その他専用研削盤など多岐にわたります。 国内外から幅広い支持を受けており、世界でも有数の研削盤メーカーの一つとして知られています。
今期の業績と利益率は?
2024年第1四半期の売上高は22.83億円と、前年同期比では6.2%の増加となりました。利益面でも、営業利益が1.28億円(前年同期比5.2%増)、経常利益は1.36億円(同3.4%増)と、着実に伸長しています。
売上・利益の推移
売上高は前期から6.2%増加し、営業利益と経常利益も前期比でそれぞれ5.2%、3.4%の増加となりました。主力の立形研削盤の売上が伸長したことが好業績につながっています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社太陽工機は単独決算のため、四半期連結貸借対照表は作成していません。個別での四半期財務諸表を開示しています。
資産の部
当第1四半期末の総資産は88.14億円で、前事業年度末に比べて0.1%増加しました。流動資産が64.34億円、固定資産が23.79億円となっています。
負債の部
負債合計は18.86億円で、前事業年度末に比べて3.5%減少しました。流動負債は18.86億円、固定負債はありません。
純資産の部
純資産は69.27億円で、前事業年度末比0.8%減となりました。自己資本比率は78.6%と高水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは前年同期の6.2%から6.3%に上昇し、ROEも5.3%から5.4%に改善しました。利益率の向上と資産の効率的な運用により、収益性が高まっていると言えるでしょう。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フロー計算書は作成していないため、キャッシュフローの詳細は不明です。ただし、財務体質は健全で、設備投資や研究開発投資など、今後の成長に向けた施策を着実に行っていくことが期待されます。
配当の支払額
株式会社太陽工機は、2024年3月27日開催の定時株主総会において、1株当たり25円の期末配当を決議しました。内部留保とのバランスを取りながら、株主の皆様への還元も行っています。
今後の展望
経済の正常化に伴い回復基調にある工作機械業界において、株式会社太陽工機は研削盤の需要取り込みに注力しています。自動化・システム化提案の強化や、海外営業体制の拡充などに取り組み、受注の獲得と売上の拡大を目指しています。先行きの不透明感はありますが、引き続き高い収益性を維持しつつ、持続的な成長を遂げられると期待できます。
編集部のまとめ
株式会社太陽工機の2024年第1四半期決算は、売上高、利益ともに前年同期を上回る好業績でした。工作機械業界の回復基調を受け、主力の研削盤が好調に推移したことが寄与しています。健全な財務体質を維持しつつ、自動化・システム化提案の強化や海外展開の加速など、今後の成長に向けた取り組みも期待できます。株主還元についても、着実に実行されていることが確認できました。
株式会社太陽工機の決算日や配当についてまとめました。
株式会社太陽工機の決算日は12月31日で、毎年3月末に当期の決算が発表されます。 2024年3月27日開催の定時株主総会において、1株当たり25円の期末配当が決議されました。健全な収益力と強固な財務基盤を背景に、株主還元を継続的に実施しています。