セプテーニ・ホールディングスの最新の決算報告書を見てみましょう。この企業は、デジタルマーケティングやメディアプラットフォームなどを手がけており、業績は順調に推移しています。
企業情報
企業名: 株式会社セプテーニ・ホールディングス
証券コード: 42930
決算期: 12月31日
株式会社セプテーニ・ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
セプテーニ・ホールディングスの決算期は、2022年9月30日から2023年12月31日に変更されました。そのため、前連結会計年度は15ヶ月間になっています。また、当第1四半期累計期間は2024年1月1日から3月31日までの3ヶ月間となっています。
主な事業
セプテーニ・ホールディングスは、デジタルマーケティング事業とメディアプラットフォーム事業の2つの主要セグメントを手がけています。デジタル広告の販売や運用、データやAIを活用したソリューションの提供などマーケティング領域のDX支援に注力しています。また、就職・採用プラットフォーム「ViViViT」や社会貢献プラットフォーム「gooddo」など、自社メディアの運営も手掛けています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期連結累計期間の業績は、収益7,291百万円、営業利益1,259百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益3,489百万円と、前年同期と比べて大幅な増収増益となりました。特に親会社の所有者に帰属する四半期利益が3,489百万円と大幅な増加となっています。利益率も高水準を維持しており、収益性の高い事業モデルを築いていると評価できます。
売上・利益の推移
セプテーニ・ホールディングスの売上高と利益の推移を見ると、過去数年は堅調な増収増益トレンドにあります。特に直近の決算期では、主力のデジタルマーケティング事業が好調だったことから、4桁億円の売上高を達成しています。収益力の高い事業ポートフォリオを構築できているといえるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
セプテーニ・ホールディングスの直近の四半期連結貸借対照表を見ると、資産は前期末比で5,570百万円増加して99,176百万円となっています。負債も3,154百万円増加しましたが、自己資本比率は68.6%と高水準を維持しています。健全な財務体質を維持しつつ、積極的に事業投資を行っていることがわかります。
資産の部
資産の部では、現金及び現金同等物が20,873百万円から25,439百万円へと4,566百万円増加しています。また、営業債権も1,597百万円増加しているなど、業績の拡大に伴って流動資産が増加しています。
負債の部
負債の部では、営業債務が2,655百万円増加し、未払法人所得税も662百万円増加しています。事業拡大に伴う仕入債務の増加や、増益に応じた税金支払いの増加が主な要因です。
純資産の部
純資産の部では、四半期利益の計上により2,416百万円増加し、68,121百万円となっています。また、自己資本比率は68.6%と高水準を維持しており、財務の健全性が高いことがわかります。
ROAとROE
セプテーニ・ホールディングスのROAとROEは、直近の決算期でROA4.7%、ROE6.7%と、前期と比べてやや低下しています。ただし、いずれも同業他社と比べて高い水準を維持しており、高収益性と効率的な資本運用がなされていると評価できます。今後も事業の成長とともに指標の向上が期待されます。
キャッシュフロー
当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業CF3,486百万円の収入、投資CF1,836百万円の収入、財務CF1,221百万円の支出となっています。営業活動によるキャッシュ・インフローが大幅に増加しており、保有資金の積み上げが進んでいることが分かります。財務活動では配当金の支払いがあったものの、全体としてキャッシュ残高は大幅に増加しています。
配当の支払額
セプテーニ・ホールディングスは、株主還元の一環として1株当たり5.20円の配当を行いました。前期の年間配当4.60円から増配となっています。増収増益基調を背景に、株主への利益還元も着実に行っていると評価できます。
今後の展望
セプテーニ・ホールディングスは、デジタルマーケティング事業とメディアプラットフォーム事業の2つのコアビジネスを強化していく方針です。DXニーズの高まりを捉えて、デジタル領域での支援サービスを拡大していくほか、自社メディアの事業化も進めていきます。引き続き、収益力の高い事業ポートフォリオを構築していく方針のようです。
編集部のまとめ
セプテーニ・ホールディングスの決算は、主力のデジタルマーケティング事業が好調に推移したことで、大幅な増収増益を達成しました。財務体質も健全で、配当も増額したことから、株主還元にも力を入れている様子がうかがえます。今後も、デジタル関連事業の強化によって高収益体質を維持し、企業価値の向上を目指していくことが期待されます。
株式会社セプテーニ・ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社セプテーニ・ホールディングスの決算期は12月31日で、前期は15ヶ月決算でした。当期は通常の12ヶ月決算に戻りました。また、1株当たり配当金は5.20円と前期から増額されており、積極的な株主還元が行われています。今後も高収益体質の維持と事業成長が期待されるセプテーニ・ホールディングスの株式に注目が集まっています。