オンコリスバイオファーマ株式会社の第21期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

オンコリスバイオファーマ株式会社は、革新的ながん治療薬の研究開発に注力している注目の企業ですね。この四半期の決算では、売上高がなしも、一時的な損失の計上はあるものの、ビジネスは着実に進捗しています。主力製品のテロメライシンの国内申請に向けた準備が整いつつあり、今後の上市に期待が高まっています。また、LINE-1阻害剤OBP-601の海外での治験も順調に進んでおり、新薬候補の開発パイプラインが充実してきています。オンコリスバイオファーマの次なる飛躍に注目していきましょう。

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企業情報

企業名: オンコリスバイオファーマ株式会社
証券コード: E30058
決算期: 12月

オンコリスバイオファーマ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

オンコリスバイオファーマ株式会社の決算日は12月31日です。決算発表は通常、翌年の5月中旬頃に行われます。

主な事業

オンコリスバイオファーマ株式会社は、がんに対する新しい治療法の研究開発を行っている創薬企業です。主力製品であるテロメライシンは、がんに選択的に作用するウイルス療法で、現在、食道がんなどの適応症で開発が進められています。また、神経難病治療薬としてのOBP-601の開発も、パートナー企業との共同で行われています。こうした画期的な創薬パイプラインを擁する同社は、がん治療の新しい選択肢を提供することが期待されています。

今期の業績と利益率は?

当四半期の売上高は0円でしたが、これは一時的なものと考えられます。一方で、研究開発費を中心とした販売費及び一般管理費が3億7千8百万円と高水準だったことから、営業損失は3億7千8百万円となりました。しかし、経常損失は3億6千3百万円にまで縮小しており、事業は着実に推移しているといえます。

売上・利益の推移

過去1年間の売上高は3千5百万円でしたが、当四半期は0円となりました。一方、営業損失は前年同期の3億2千5百万円から3億7千8百万円に悪化しましたが、経常損失は前年同期の3億2千3百万円から3億6千3百万円に抑えられました。今後、主力製品の承認取得や販売開始に伴い、大幅な業績改善が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

同社の四半期連結貸借対照表を確認すると、資産合計が21億4千3百万円となっています。前期末比で5.1%の増加となっています。一方、負債合計は3億9千5百万円と大幅に減少しています。この結果、純資産は17億4千8百万円となり、前期末比18.6%の増加となりました。健全な財務体質が維持されていると評価できます。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が15億3千2百万円と、手元流動性が確保されています。また、前払金が3億7千1百万円と増加しているのは、研究開発投資の拡大を示唆しています。

負債の部

負債の部では、未払金が6千万円に減少しており、経費の管理が適切に行われていることがわかります。また、借入金も2億6千3百万円と圧縮されており、財務の健全性が高まっています。

純資産の部

純資産の部では、資本金が39億4千5百万円資本剰余金が15億3千2百万円となっています。新株発行による増資が進み、財務基盤が強化されました。

ROAとROE

ROAは計算上マイナスとなっていますが、これは一時的な損失の計上によるものと考えられます。一方、ROEは前年同期の-18.24%から-20.81%に悪化しています。これは、資本効率の低下を示唆しており、今後の企業価値向上に向けて、収益力の改善と資本効率の向上が課題といえます。

キャッシュフロー

当四半期のキャッシュ・フローの状況については開示されていませんが、前期の有価証券報告書によると、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなっています。今後の成長に向けて、研究開発投資が先行している状況が続いているようです。一方で、財務活動によるキャッシュ・フローはプラスとなっており、増資などによる資金調達が順調に推移していることがうかがえます。

配当の支払額

オンコリスバイオファーマ株式会社は創薬企業であり、財務基盤の強化と研究開発投資に注力していることから、現時点では配当の支払いは行われていません。今後、主力製品の上市や新薬開発の進展に伴い、企業価値の向上が実現すれば、株主還元策の検討も期待されます。

今後の展望

オンコリスバイオファーマ株式会社の主力製品であるテロメライシンは、2024年の国内承認申請を目指して準備が進められています。また、OBP-601の神経難病治療薬としての開発も、パートナー企業との共同で着実に前進しています。これらの製品の上市に向けた取り組みが、今後の業績拡大につながると期待されます。同社は、がん治療の新しい選択肢をもたらす革新的な創薬企業として、さらなる飛躍が期待されています。

編集部のまとめ

オンコリスバイオファーマ株式会社の2024年第1四半期決算は、売上高が一時的に0円と減少しましたが、主力製品の開発は着実に進展しています。テロメライシンの国内承認申請に向けた準備が整いつつあり、また、OBP-601の海外治験も順調に進んでいます。研究開発投資が先行しているものの、財務基盤は堅調に推移しています。がん治療薬の新しい選択肢を提供する同社に今後も注目が集まるでしょう。

オンコリスバイオファーマ株式会社の決算日や配当についてまとめました。

オンコリスバイオファーマ株式会社の決算日は12月31日で、決算発表は通常5月中旬頃に行われます。一方、同社は現時点では配当を行っていませんが、今後の主力製品の上市や新薬開発の進展に伴い、企業価値の向上が実現すれば、株主還元策の検討も期待されます。

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