APAMAN株式会社(証券コード88890)の2023年10月1日から2024年3月31日までの第2四半期決算報告書が発表されました。経営の効率化やテクノロジーの活用を進める同社は、売上高は前年同期比1.7%減の22,497百万円、営業利益は前年同期比32.4%減の612百万円となりました。 資産合計は前期末に比べ減少し、土地や建物など固定資産の整理を進めていることがわかります。今後もデータ活用やシステム開発を強化し、収益力の向上に取り組んでいく方針です。株主還元面でも、1株当たり年間20円の配当を継続する予定で、企業価値の向上に尽力しています。
企業情報
企業名: APAMAN株式会社
証券コード: 88890
決算期: 9月30日
APAMAN株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
APAMAN株式会社の決算日は9月30日です。第2四半期決算は2024年5月10日に発表されました。
主な事業
APAMAN株式会社は、賃貸住宅仲介や賃貸管理を中心としたPlatform事業、それを支えるTechnology事業、および不動産賃貸などのその他事業を展開しています。近年は、テクノロジーを活用したサービスの強化に力を入れており、顧客サービスの向上や業務の効率化に取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高22,497百万円(前年同期比1.7%減)、営業利益612百万円(前年同期比32.4%減)、経常利益269百万円(前年同期比40.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失184百万円となりました。利益面では減益となったものの、引き続き収益力の向上に取り組んでいます。
売上・利益の推移
APAMAN株式会社の売上高は、前年同期比1.7%減の22,497百万円となりました。一方、営業利益は32.4%減の612百万円、経常利益は40.7%減の269百万円と減益となりました。需要の変化に適応しつつ、コストコントロールや新事業への取り組みを進め、収益力の回復に努めています。
四半期連結貸借対照表について
APAMAN株式会社の四半期連結貸借対照表では、資産合計が331,32百万円と前期末比で18.11百万円減少しました。一方、負債合計は290,92百万円で前期末比12,83百万円の減少、純資産合計は40,40百万円と前期末比5.27百万円の減少となっています。
資産の部
流動資産は158,83百万円、固定資産は172,49百万円となっています。主な変動は、現金及び預金やのれんの減少などです。
負債の部
流動負債が135,30百万円、固定負債が155,61百万円で、長期借入金の減少などが主な要因となっています。
純資産の部
資本金が8,039百万円、利益剰余金が-2,902百万円となっており、純資産全体で40,40百万円となっています。
ROAとROE
APAMAN株式会社のROAは前期末の3.7%から現在2.1%に減少しています。一方、ROEは前期末の4.8%から3.4%に低下しています。売上高や利益の減少傾向により、収益性が低下しているものの、引き続き経営効率の改善に取り組んでいくことが重要です。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは323百万円の収入となり、前年同期比1,185百万円の減少となりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは409百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは1,584百万円の支出となっています。全体では現金及び現金同等物が16.69百万円減少し、当第2四半期末残高は72.25百万円となりました。
配当の支払額
APAMAN株式会社の1株当たり年間配当金は20円を予定しています。当第2四半期連結累計期間の配当金総額は359百万円となりました。株主還元の継続は、企業価値向上に寄与する重要な取り組みといえます。
今後の展望
APAMAN株式会社は、テクノロジーを核とした革新的なサービスを提供するグローバル企業を目指す方針です。オンライン化の推進や基幹システム開発などのデジタル化投資を強化し、顧客サービスの向上や収益力の回復に取り組んでいきます。先行き不透明な経済環境ではありますが、経営効率化とビジネスモデルの変革により、持続的な企業価値の向上を目指していきます。
編集部のまとめ
APAMAN株式会社は、賃貸住宅仲介やテクノロジー事業を中心に事業を展開しており、直近の決算では売上高・利益ともに減少傾向にありますが、テクノロジー投資やコストコントロールなどにより収益力の回復に努めています。また、配当の継続など、株主還元も重視しており、今後の業績改善とともに、企業価値のさらなる向上が期待されます。
APAMAN株式会社の決算日や配当についてまとめました。
APAMAN株式会社の決算日は9月30日で、第2四半期決算は2024年5月10日に発表されました。配当金は1株当たり年間20円を予定しており、株主還元にも注力しています。今後も、デジタル化投資やコストコントロールなどにより、収益力の向上と持続的な企業価値の向上を目指していきます。