株式会社ストライクの2024年3月期第2四半期決算報告書を分析してみました。このM&A仲介事業大手企業は、売上高が前年同期比51.8%増の9,230百万円と大幅な増収を果たしています。営業利益も前年同期比82.9%増の3,706百万円と好業績を残しています。
企業情報
企業名: 株式会社ストライク
証券コード: E32380
決算期: 2024年9月期
株式会社ストライクの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ストライクは、2023年10月1日から2024年9月30日までの第28期を決算期としています。四半期決算は年4回行われ、今回の報告書は2024年3月31日を基準日とする第2四半期の業績報告となっています。
主な事業
株式会社ストライクは、中堅・中小企業のM&A仲介を主な事業としています。企業の事業承継やイノベーション創出を目的としたM&Aの提案、仲介、アドバイザリーサービスを提供しています。中小企業の後継者不足に伴うM&Aニーズの高まりを背景に、同社の事業は順調に拡大を続けています。
今期の業績と利益率は?
2024年3月期第2四半期の業績は、売上高が9,230百万円、営業利益が3,706百万円と大幅な増収増益を達成しています。利益率も営業利益率が40.1%と非常に高い水準を維持しています。M&Aニーズの高まりを背景に、同社のサービスが高い評価を受けていることがうかがえます。
売上・利益の推移
同社の売上高は、前年同期比で51.8%増加しました。経常利益も前年同期比で82.1%増加するなど、業績は順調に拡大しています。中小企業のM&A活性化に伴うニーズの高まりを背景に、同社の顧客開拓や提案力強化が功を奏しているようです。
四半期連結貸借対照表について
資産の部では現金及び預金が16,420百万円と現預金が厚めに積み上がっています。負債の部では未払金や未払法人税等が増加しているものの、自己資本比率は79.3%と健全な財務状況を維持しています。
資産の部
流動資産では現金及び預金が16,420百万円と手元流動性が厚く、売上債権も安定的に推移しています。固定資産は有形固定資産の増加などにより、わずかに増加しています。
負債の部
流動負債では、未払金が減少しましたが、未払法人税等が259百万円、賞与引当金が205百万円増加しています。固定負債は長期未払金の増加により、わずかに増加しています。
純資産の部
利益剰余金が2,440百万円増加したことで、純資産は15,960百万円まで増加しています。自己資本比率は79.3%と高水準を維持しています。
ROAとROE
同社の収益性を示すROAとROEは、ともに高水準を維持しています。これは、顧客ニーズの高まりを背景に売上が順調に拡大し、高い利益率を維持できていることが要因です。今後もM&Aマーケットの成長に乗じて、収益力の向上が期待されます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュフローは3,943百万円の収入となりました。投資活動では有形固定資産の取得などにより647百万円の支出、財務活動では配当金支払いにより978百万円の支出でした。この結果、現金及び現金同等物は16,420百万円に増加しています。
配当の支払額
同社は、年間51円の配当を実施しています。財務体質が健全であり、株主還元にも力を入れている企業姿勢が感じられます。
今後の展望
今後も、経営者の高齢化に伴う中小企業のM&A需要の高まりが同社の追い風になると期待されます。また、大企業とスタートアップの提携促進など、新たなM&Aニーズの開拓にも注力していく方針です。さらなる事業拡大と収益力向上が期待できる同社の業績に注目が集まりそうです。
編集部のまとめ
株式会社ストライクは、中小企業のM&A仲介事業において高い実績を誇る企業です。今期の業績は大幅な増収増益を果たし、高い収益性を維持しています。事業環境の好調さを背景に、今後も持続的な成長が期待できる企業といえるでしょう。株主還元にも力を入れており、同社株式への投資も検討に値するかもしれません。
株式会社ストライクの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ストライクは、2024年9月期を決算期としており、四半期決算は年4回行われています。配当は年間51円を実施しており、株主還元にも注力している企業です。今後の業績拡大と株主還元の動向に期待が高まっています。