扶桑電通株式会社の2024年度第2四半期決算が発表されました。今期も前期に引き続き好業績を収めており、売上高は26,604百万円と前年同期比13.5%の大幅増加となりました。営業利益は1,805百万円と前年同期比34.9%増と好調な結果となっています。
企業情報
企業名: 扶桑電通株式会社
証券コード: 75050
決算期: 2024年9月30日
扶桑電通株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
扶桑電通株式会社は9月30日を決算期末としており、第2四半期決算は2024年3月31日に実施されました。
主な事業
扶桑電通株式会社は、情報通信機器の施工、オフィス機器の販売、システムソフト開発およびこれらに関連するサポートサービスを主な事業としています。DX投資の増加やサービス部門の好調を背景に、全社的に強い業績を収めています。
今期の業績と利益率は?
2024年度第2四半期の業績は非常に好調でした。売上高は26,604百万円と前年同期比13.5%増、営業利益は1,805百万円と34.9%増と大幅な増益となりました。利益率も改善し、経常利益率は7.1%となりました。
売上・利益の推移
売上高は前期に引き続き好調に推移しており、第2四半期の売上高は26,604百万円と前年同期比13.5%の大幅な増加となりました。利益面でも営業利益は1,805百万円と前年同期比34.9%増と大幅増益を達成しています。
四半期連結貸借対照表について
扶桑電通の財政状態は健全に推移しています。総資産は32,665百万円と前期末比5,439百万円の増加、負債は20,224百万円と4,087百万円の増加、純資産は12,441百万円と1,352百万円の増加となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が5,997百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が13,799百万円と大幅に増加しています。これは売上の増加に伴う受取債権の増加によるものです。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が11,640百万円と大幅に増加しています。これは売上の増加に伴う仕入債務の増加によるものです。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が8,631百万円と増加しており、自己資本比率は38.1%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは前年同期の3.5%から4.1%に増加し、ROEも前年同期の7.1%から10.6%に大幅に改善しています。これは、売上高と利益が増加したことで収益性が向上したためです。
キャッシュフロー
営業活動キャッシュ・フローは425百万円の収入となり、投資活動キャッシュ・フローは391百万円の支出、財務活動キャッシュ・フローは301百万円の支出となりました。全体として268百万円の減少となっています。
配当の支払額
第2四半期の中間配当は1株当たり10円の配当を実施しました。前年同期の20円(うち記念配当10円)から減少しましたが、依然として安定した水準の配当を継続しています。
今後の展望
今後も自治体や防災・減災、ヘルスケアビジネスなどの主力ビジネスの拡大やサービスビジネスの強化に注力し、持続的な成長と企業価値の向上を目指していきます。また、2024年3月にはDX認定事業者の認定も取得しており、DXビジネスの推進にも力を入れていく方針です。
編集部のまとめ
扶桑電通株式会社は、第2四半期も好業績を収めました。売上高、営業利益ともに前年同期比で2ケタ増と非常に堅調な推移となっています。資本効率も改善し、株主還元も継続されるなど、中期的な企業価値向上に向けた取り組みが着実に進んでいると評価できます。今後の更なる成長が期待されます。
扶桑電通株式会社の決算日や配当についてまとめました。
扶桑電通株式会社は9月30日を決算期末としており、第2四半期決算は2024年3月31日に実施されました。また、第2四半期の中間配当は1株当たり10円の配当を実施しています。今後も安定的な株主還元に努めていくことが期待されます。