キャンディー製造大手のカンロ株式会社の最新決算が発表されました!売上高は前年同期比98百万円増収の76億13百万円でした。
のど飴需要の高まりにより、飴関連の業績が好調に推移しました。グミも主力ブランドの「ピュレグミ」が好調を維持しています。
利益面でも営業利益は12億12百万円と前年同期比23百万円増加しており、着実な業績拡大が続いています。
企業情報
企業名: カンロ株式会社
証券コード: 22160
決算期: 2024年12月期
カンロ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
カンロ株式会社の決算は、12月31日が期末決算日となっています。
四半期決算は3月31日、6月30日、9月30日の各四半期末となっています。
主な事業
カンロ株式会社は日本を代表する菓子メーカーで、主な事業は飴、グミ、素材菓子などの菓子製造・販売です。
「金のミルクキャンディ」や「ピュレグミ」など、数多くの人気ブランドを展開しています。
全国に17の製造拠点を持ち、製品を全国に供給しています。
今期の業績と利益率は？
カンロ株式会社の当期の売上高は76億13百万円と前年同期比1.3%の増収となりました。
利益面では、営業利益が12億12百万円と前年同期比2.0%の増益、経常利益が12億17百万円と2.1%の増益を達成しました。
収益性も高く、売上高営業利益率は15.9%となっています。
売上・利益の推移
カンロ株式会社は、過去5年間にわたり売上高は55~76億円で推移しており、堅調に推移しています。
利益面でも営業利益は10~12億円、経常利益は10~12億円と安定した収益基盤を維持しています。
中期経営計画に基づき、新製品投入や生産性向上などに取り組んでおり、今後も着実な業績拡大が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
カンロ株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は前期末比2億11百万円減の256億27百万円となっています。
負債は106億69百万円と前期末比6億35百万円減少しました。
純資産は149億58百万円と前期末比4億24百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が4億74百万円減少した一方で、有形固定資産が10億7百万円増加しました。
投資その他の資産も6億21百万円減少しています。
負債の部
負債の部では、未払法人税等が7億16百万円、賞与引当金が5億80百万円減少しました。
一方で、短期借入金が5億円、未払金が2億22百万円増加しています。
純資産の部
純資産の部では、四半期純利益9億41百万円の計上と、配当金5億46百万円の支払いにより、純資産が4億24百万円増加しています。
ROAとROE
カンロ株式会社のROA(総資産利益率)は5.6%、ROE(自己資本利益率)は7.0%となっています。
過去5年間で見ると、ROAは4%台後半から5%台前半を推移しており、ROEは6%台から7%台で推移しています。
これは同業他社と比べても健全な水準にあり、収益性と資本効率性も高い水準を維持できています。
キャッシュフロー
キャッシュフローについては、営業活動によるキャッシュフローは27億円のプラスとなっています。
一方で、投資活動によるキャッシュフローは13億円のマイナスとなっており、生産設備投資等に資金を投下しています。
全体としては、現金及び現金同等物が4億74百万円減少し、手元現金は33億47百万円となっています。
配当の支払額
カンロ株式会社は、2024年3月11日に1株当たり38円の期末配当を実施しました。
これにより、配当金の総額は5億46百万円となっています。
配当性向は58%と、株主還元にも積極的に取り組んでいる様子がうかがえます。
今後の展望
カンロ株式会社は、中期経営計画「2024年」の最終年度を迎え、「価値創造」「ESG経営」「事業領域の拡大」の3つの事業戦略を着実に推進しています。
新商品の投入や生産体制の強化などにより、さらなる売上と利益の拡大が期待できます。
配当性向も高く、株主還元にも積極的に取り組むことから、株価上昇も期待できる銘柄といえるでしょう。
編集部のまとめ
カンロ株式会社は、菓子製造大手として安定した業績と収益性を維持しています。
のど飴やグミなどの主力ブランドが好調で、新商品開発や生産性向上にも注力しています。
今後も売上と利益の着実な成長が期待でき、株主還元も積極的なことから、投資家にとって魅力的な銘柄といえます。
カンロ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
カンロ株式会社の決算は12月31日が期末決算日で、3月、6月、9月に四半期決算を行っています。
直近の決算では、2024年3月11日に1株当たり38円の期末配当を実施しており、株主還元にも積極的に取り組んでいます。
今後も業績拡大と株主還元が期待できる企業として注目に値するでしょう。
