成友興業株式会社は、環境事業、建設事業、環境エンジニアリング事業を展開する多角化企業です。2024年3月期第2四半期決算では、建設・環境事業の好調な業績と、M&Aによる子会社化で業績が大幅に伸長しています。
今後も首都圏を中心に事業を拡大し、企業価値向上に取り組んでいく期待の持てる企業といえますね。
企業情報
企業名: 成友興業株式会社
証券コード: 91700
決算期: 2024年9月期
成友興業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
成友興業株式会社の決算は、9月期の年1回で、決算発表は毎年5月中旬頃に行われます。本決算の次は、2024年5月13日に第2四半期決算の発表が予定されています。
主な事業
成友興業株式会社は、環境事業、建設事業、環境エンジニアリング事業の3つの事業を展開しています。
環境事業では、首都圏の再開発現場から出る建設廃棄物の処理、土壌浄化、産業廃棄物処理など、建設業界向けの環境サービスを提供しています。
建設事業では、舗装工事を中心とした土木工事を手掛け、関東地方を中心に事業を展開しています。
環境エンジニアリング事業では、環境関連の設計・施工・監理を行っています。
今期の業績と利益率は?
2024年3月期第2四半期の連結業績は、売上高6,849百万円、営業利益578百万円、経常利益549百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益364百万円と好調に推移しています。
特に、環境事業と建設事業の業績が伸長し、利益率も改善してきています。
売上・利益の推移
直近の2024年9月期第2四半期決算では、売上高が前年同期比に増加しており、また、利益面でも経常利益が364百万円と好調を維持しています。
今後も、M&Aによる事業基盤の強化や、受注工事の拡大などで、売上高と利益の拡大が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月期第2四半期末の四半期連結貸借対照表では、総資産が13,993百万円と前期末比で大幅に増加しています。これは、2024年2月に子会社化した木本建興株式会社の資産が加わったことが主因です。
資産の部
流動資産は6,924百万円と前期末比で2,174百万円増加しており、中でも契約資産が1,497百万円増加しています。固定資産は7,068百万円と217百万円増加しており、子会社化によるのれんの発生が主な要因です。
負債の部
流動負債は5,260百万円と前期末比で1,538百万円増加しており、子会社化に伴う短期借入金の増加が主因です。固定負債は4,377百万円と482百万円増加しています。
純資産の部
純資産合計は4,354百万円と前期末比で370百万円増加しています。これは主に利益剰余金の増加によるものです。
ROAとROE
2024年3月期第2四半期のROAは4.1%、ROEは8.4%となっています。
これらの指標は前期末からそれぞれ0.6ポイント、0.5ポイントの改善となっており、収益性の向上が続いていることが確認できます。
キャッシュフロー
2024年3月期第2四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが171百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローが319百万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローが941百万円の増加となっています。
この結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は2,261百万円と前期末から793百万円増加しました。
配当の支払額
2024年3月期の期末配当は1株当たり50円を予定しています。この配当は2023年12月の定時株主総会で決議されたものです。
今後も株主還元の一環として、適切な水準の配当を行っていく方針です。
今後の展望
成友興業株式会社は、環境事業と建設事業を中心に、今後も安定的な成長が期待できる企業です。
特に、M&Aによる事業基盤の拡大や、受注工事の増加などにより、売上高と利益の拡大が見込まれます。
また、収益性の改善にも着目しており、ROAやROEの向上が期待できるでしょう。
編集部のまとめ
成友興業株式会社は、環境事業と建設事業を柱に安定的な業績を維持しています。
2024年3月期第2四半期も、売上高や各利益指標が前年同期を上回る好業績を達成しました。
今後は、M&Aによる事業基盤の強化や受注拡大などにより、さらなる成長が期待できる企業といえるでしょう。
株主還元面でも、安定的な配当の実施が注目されます。
成友興業株式会社の決算日や配当についてまとめました。
成友興業株式会社の決算は9月期の年1回で、決算発表は毎年5月中旬頃に行われます。
2024年3月期の期末配当は1株当たり50円を予定しており、今後も適切な水準の配当を実施していく予定です。
安定的な業績と株主還元に期待が持てる企業といえます。