株式会社グローバル・リンク・マネジメントの2024年第1四半期決算報告が公開されました。この企業は不動産ソリューション事業を主軸に、リーディングカンパニーとして高い業績を誇っています。
企業情報
企業名: 株式会社グローバル・リンク・マネジメント
証券コード: 34860
決算期: 12月期
株式会社グローバル・リンク・マネジメントの決算日・決算時期(スケジュール)は?
この企業の決算日は12月31日で、第1四半期決算は3月31日に発表されます。
主な事業
株式会社グローバル・リンク・マネジメントは、不動産ソリューション事業を主力としています。具体的には、不動産の開発・販売、賃貸管理などを手掛けています。また、近年は土地企画販売事業やビルディング事業など、新たなビジネスにも積極的に取り組んでいます。これらの事業を通じて、不動産市場における総合的なソリューションを提供しています。
今期の業績と利益率は?
2024年第1四半期の業績は、売上高が54.50億円、営業利益が1.63億円となりました。前年同期と比べ、売上高は21.7%減少、営業利益は63.7%減少しています。利益率については、売上総利益率は17.9%、営業利益率は3.0%となりました。
売上・利益の推移
過去1年間の業績推移を見ると、2023年第1四半期は売上高69.57億円、営業利益4.49億円と好業績でしたが、2024年第1四半期は売上高が減少し、営業利益も大幅に減少しています。これは、主力商品である「レジデンス」の引渡しが第2四半期以降に集中しているためです。また、新規事業の土地企画販売やビルディング事業の業績も第2四半期以降に寄与する予定となっています。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は409.35億円、負債合計は327.79億円、純資産は81.56億円となっています。
資産の部
資産の部では、販売用不動産が97.75億円、仕掛販売用不動産が188.61億円と、不動産関連の資産が大きな割合を占めています。また、現金及び預金が63.85億円あり、財務基盤も安定しています。
負債の部
負債の部では、短期借入金が85.60億円、長期借入金が81.69億円と、金融機関からの借入金が大半を占めています。また、未払金が52.11億円となっています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が72.08億円と、安定した財務体質が維持されています。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は前年同期の4.13%から0.19%に低下し、ROE(自己資本利益率)も前年同期の2.81%から0.18%に低下しています。これは、第1四半期の業績が低調だったことによるものです。しかし、第2四半期以降の業績回復により、通期では目標の達成が期待されています。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが▲18.32億円、投資活動によるキャッシュ・フローが▲0.71億円、財務活動によるキャッシュ・フローが▲3.26億円となりました。不動産開発に伴う仕入れや建設資金の支出により、全体としてキャッシュ・フローはマイナスとなっていますが、期初の現金残高が十分にあり、財務基盤は健全に維持されています。
配当の支払額
2024年2月22日開催の取締役会において、第19期の期末配当金を1株当たり100円と決議しました。これにより、2024年3月に799,641千円の配当金が支払われています。今後も、安定的な配当を実施していく方針です。
今後の展望
2024年12月期は、中期経営計画の最終年となります。「レジデンス」事業では、第2四半期以降に物件の引渡しが集中することから、業績回復が見込まれます。また、土地企画販売やビルディング事業といった新規事業も収益に寄与すると期待されています。これらの取り組みにより、通期業績の目標達成が期待されています。
編集部のまとめ
株式会社グローバル・リンク・マネジメントの2024年第1四半期決算は、一時的な業績低迷がありましたが、中期的な成長戦略は着実に進んでいると評価できます。従来の「レジデンス」事業に加え、新規事業への取り組みも強化しており、2024年通期では業績回復が期待されています。株主還元面でも、安定配当を維持していく方針で、投資家にとって魅力的な企業と言えるでしょう。
株式会社グローバル・リンク・マネジメントの決算日や配当についてまとめました。
この企業は、決算日が12月31日で、第1四半期決算は3月31日に発表されています。また、2024年第19期の期末配当は1株当たり100円と決定され、3月に支払われました。今後も安定的な配当を実施していく方針で、投資家にとって魅力的な企業と言えるでしょう。