株式会社Ｍ＆Ａ総研ホールディングスの第２四半期決算報告が発表されました。同社は中小企業のＭ＆Ａ事業を主軸に、コンサルティングなど新規事業にも注力しており、売上高や利益率が大幅に成長している注目の企業です。
企業情報
企業名: 株式会社Ｍ＆Ａ総研ホールディングス
証券コード: E37733
決算期: 2023年10月1日~2024年9月30日
株式会社Ｍ＆Ａ総研ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社Ｍ＆Ａ総研ホールディングスの決算日は9月30日で、第２四半期決算は2024年3月31日に発表されています。毎年5月と11月に中間決算と本決算の発表を行っています。
主な事業
株式会社Ｍ＆Ａ総研ホールディングスは、中小企業のＭ＆Ａ仲介事業を中核としています。事業承継やＭ＆Ａによる企業の再編を支援するため、ＡＩを活用したマッチングサービスを提供しています。また、新たにコンサルティング事業や資産運用コンサルティング事業にも進出し、事業領域の拡大を図っています。
今期の業績と利益率は？
当第２四半期連結累計期間の売上高は8,526,493千円と前年同期比で120.1%の大幅な増収となりました。また、営業利益は4,938,193千円と前年同期比115.9%の大幅な増益となっています。利益率も57.9%と非常に高水準を維持しています。
売上・利益の推移
株式会社Ｍ＆Ａ総研ホールディングスは、過去5年間で売上高は3倍以上に増加し、営業利益も4倍以上増加するなど、非常に高い成長を遂げています。Ｍ＆Ａ仲介件数の増加やＡＩマッチングの精度向上などにより、収益力が大幅に改善されてきています。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
当第２四半期連結会計期間末の資産合計は11,977,244千円と前期末比で3,649,782千円の増加となっています。現金及び預金が3,372,539千円も増加しており、手元流動性が大幅に拡大しています。
負債の部
負債合計は3,138,961千円と前期末比で411,132千円の増加となっています。未払法人税等が196,338千円増加しているのが主な要因です。
純資産の部
純資産は8,838,283千円と前期末比で3,238,650千円の大幅な増加となっています。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益が3,173,301千円計上されたことが主な要因です。
ROAとROE
株式会社Ｍ＆Ａ総研ホールディングスのROAは41.2%、ROEは49.3%と非常に高水準になっています。これは、Ｍ＆Ａ仲介事業を中心に高い収益性を維持していることが要因です。今後もＭ＆Ａ市場の拡大とともに、収益性の高い事業展開を続けていくと考えられます。
キャッシュフロー
当第２四半期連結累計期間のキャッシュ・フローでは、営業活動により3,445,208千円の資金を獲得し、投資活動に116,114千円、財務活動に43,444千円を使用しました。その結果、現金及び現金同等物の残高は前期末比で3,372,539千円増加し、10,802,967千円となっています。
配当の支払額
株式会社Ｍ＆Ａ総研ホールディングスは、現在のところ配当を行っていません。成長投資に経営資源を集中させることで、企業価値の最大化を目指しているものと考えられます。今後の配当政策については注目が集まるところです。
今後の展望
株式会社Ｍ＆Ａ総研ホールディングスは、Ｍ＆Ａ仲介事業の更なる強化とともに、コンサルティング事業や資産運用コンサルティング事業の拡大により、事業領域の拡大を図っています。また、AIを活用したマッチングサービスの精度向上など、デジタル技術の積極的な活用にも取り組んでおり、今後の業績拡大が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社Ｍ＆Ａ総研ホールディングスは、中小企業のＭ＆Ａ仲介事業を中核に据え、高い収益性を維持しながら着実に業績を拡大してきました。新規事業の立ち上げやデジタル技術の活用など、積極的な事業展開が注目されます。今後も中小企業の事業承継ニーズの高まりを背景に、同社の成長が期待されています。
株式会社Ｍ＆Ａ総研ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社Ｍ＆Ａ総研ホールディングスの決算日は9月30日で、5月と11月に中間決算と本決算の発表を行っています。配当については、現在のところ実施されていませんが、今後の事業拡大と企業価値の向上に期待が寄せられています。
