株式会社オープンアップグループの最新決算報告がでましたよ!売上高が前年同期比で10%以上増加したそうです。技術者派遣や製造業への人材サービスを中心に業績が好調に推移しているようです。
企業情報
企業名: 株式会社オープンアップグループ
証券コード: E05695
決算期: 2023年6月期
株式会社オープンアップグループの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社オープンアップグループの決算期は6月決算です。第3四半期の決算発表は2024年5月13日となっています。
主な事業
株式会社オープンアップグループは、主に製造業の技術開発部門や製造部門を対象とした人材サービス事業を展開しています。具体的には、技術者派遣、製造現場の請負・受託・派遣、建設業界への施工管理者やCADオペレーターの派遣など、幅広いサービスを国内外で提供しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は売上収益が126,668百万円と前年同期比13.3%の増収となりました。利益面では、事業利益は11,065百万円と11.4%増加しました。売上総利益率は概ね維持され、堅調な業績推移となっているようです。
売上・利益の推移
同社の過去3年間の売上高は150,697百万円から126,668百万円と順調に推移しています。利益面でも、税引前四半期利益は11,739百万円と前年同期比7.6%の増加となっています。人材需要が引き続き旺盛な状況が続いているようです。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は107,254百万円と、前連結会計年度末に比べて5.7%の増加となりました。一方、負債は37,880百万円と3.9%の増加にとどまり、自己資本比率は64.6%と健全な財務体質を維持しています。
資産の部
資産の部では、現金及び現金同等物が19,631百万円と前期末比30%増加しており、財務基盤が強化されています。一方で、事業譲渡による売却目的保有資産が3,234百万円計上されています。
負債の部
負債の部では、借入金が1,000百万円減少し、財務の健全性が維持されています。また、売却目的で保有する資産に関連する負債も1,891百万円計上されています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が3,400百万円増加し、親会社所有者帰属持分比率は64.6%と高水準を維持しています。株主還元の強化や資本効率の向上に取り組んでいるようです。
ROAとROE
同社のROAは前期の8.9%から当期7.6%に低下しましたが、依然として高水準を維持しています。一方、ROEは前期の14.6%から当期12.3%に低下しているものの、12%前後の水準を維持しています。自己資本利益率が高く、資本の効率的な活用ができていることがうかがえます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが12,733百万円の収入と好調に推移しています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは347百万円の収入、財務活動によるキャッシュ・フローは8,237百万円の支出となっており、全体としては現金及び現金同等物が4,898百万円増加しています。
配当の支払額
当社は株主還元に積極的で、当第3四半期連結累計期間では4,601百万円の配当金を支払っています。1株当たり年間配当金は53円と堅調な水準を維持しています。
今後の展望
同社は技術者派遣事業の強化に注力するとともに、2024年4月1日付で子会社であった製造派遣事業のビーネックスパートナーズをUT
グループに譲渡する契約を締結しました。このように事業ポートフォリオの最適化を図ることで、さらなる成長と収益性の向上を目指しているようです。
編集部のまとめ
株式会社オープンアップグループは、製造業を中心とした技術者派遣や製造現場の人材サービスで着実に業績を拡大しています。売上高、利益ともに増加基調にあり、財務体質も健全に推移しています。今後も事業ポートフォリオの最適化を進め、企業価値の向上に期待がかかっています。
株式会社オープンアップグループの決算日や配当についてまとめました。
株式会社オープンアップグループの決算期は6月決算で、第3四半期の決算発表は2024年5月13日に行われました。また、同社は1株当たり年間配当金53円と株主還元に積極的に取り組んでおり、健全な財務基盤の下で着実な成長を遂げています。