株式会社アイスタイルの第25期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社アイスタイルの決算報告書が公開されましたので、詳しく分析してお届けします。アイスタイルは化粧品関連のマーケティング支援や小売事業、海外展開等を行う企業で、2024年3月期の第三四半期決算では32.5%の増収となり大幅な増益となりました。この背景にはeコマースや店舗展開の好調が寄与しており、業績の確実な回復が窺えます。

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企業情報

企業名: 株式会社アイスタイル
証券コード: 36600
決算期: 2024年6月期

株式会社アイスタイルの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社アイスタイルの決算期は6月決算で、第3四半期決算は2024年3月31日となります。定期的な決算発表のタイミングは、通期決算が年1回(毎年6月)、四半期決算が年4回(9月、12月、3月、6月)の年間スケジュールとなっています。

主な事業

株式会社アイスタイルは、美容・コスメ分野を中心としたマーケティング支援事業とリテール事業を展開しています。マーケティング支援事業では、「@cosme」の運営など化粧品ブランド向けのサービスを提供しています。一方、リテール事業では、化粧品ECサイト「@cosme SHOPPING」や実店舗「@cosme STORE」の運営を行っています。これら一連のサービスを通じて、ユーザーの需要と化粧品ブランドのニーズのマッチングを実現しています。

今期の業績と利益率は?

当期第3四半期の連結業績は、売上高40,980百万円(前年同期比32.5%増)、営業利益1,455百万円(前年同期比167.6%増)と大幅な増収増益となりました。利益率も大きく改善し、経常利益率3.3%となっています。マーケティング支援事業やリテール事業の好調な業績が寄与しており、大型店舗の好調や、ECイベントの成功などが業績の牽引役となりました。

売上・利益の推移

近年の売上高と利益の推移を見ると、2024年3月期第3四半期の売上高が40,980百万円と大きく増加しています。一方で、営業利益も1,455百万円と大幅に伸びており、2023年6月期に比べて大幅な改善が見られます。新型コロナの影響からの回復や、店舗・ECの強化などが寄与していると考えられます。

四半期連結貸借対照表について

2024年3月31日時点での四半期連結貸借対照表を見ると、総資産27,596百万円負債16,131百万円純資産11,465百万円となっています。前期末から総資産が3,295百万円増加しており、主に現金及び預金の減少商品及び投資有価証券の増加が要因です。負債は2,521百万円増加し、支払手形及び買掛金の増加などが背景にあります。純資産は775百万円増加しています。

資産の部

資産の部では、流動資産が16,072百万円となり、前期末から842百万円増加しています。固定資産は11,524百万円となり、2,454百万円の増加です。固定資産の増加の背景には、投資有価証券の増加があります。

負債の部

負債の部では、流動負債が8,209百万円と1,838百万円の増加、固定負債は7,922百万円と682百万円の増加となっています。流動負債の増加の主な要因は支払手形及び買掛金の増加です。固定負債の増加は長期借入金の増加によるものです。

純資産の部

純資産の部では、11,465百万円と775百万円の増加となりました。資本金と資本剰余金が新株予約権の権利行使により増加したことが主な要因です。また、利益剰余金も833百万円増加しています。

ROAとROE

当期のROAは5.0%、ROEは7.7%となりました。前年同期と比べて大幅に改善しています。これは、上述の通り売上高と利益が大幅に増加したことが主な要因です。収益性が高まり、資産効率も向上したことで株主資本利益率も改善しています。事業の成長と収益力の向上が表れた数値と言えます。

キャッシュフロー

当期のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは1,427百万円のプラスとなりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは3,044百万円のマイナスとなっており、これは主に投融資による支出の増加によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは380百万円のプラスとなっています。全体としては、現金及び預金が1,237百万円減少しました。

配当の支払額

当期における配当の支払はありませんでした。株主還元については、今期の大幅な業績改善を受け、今後の方針が注目されます。配当性向や自己株式の取得など、株主還元策の拡充が期待されるところです。

今後の展望

アイスタイルは、今後も国内外でのマーケティング支援事業とリテール事業を中心に、収益基盤の強化に取り組む方針です。国内においては、ECサイトや大型店舗の強化など、オムニチャネル展開を加速させていきます。また、2024年3月にはトレンダーズ社を持分法適用会社化し、SNSマーケティングの強化にも注力していく予定です。海外展開では、中国や韓国での事業強化に取り組むなど、全体として事業領域とプラットフォームの拡大を目指していきます。

編集部のまとめ

株式会社アイスタイルの2024年3月期第3四半期決算は、大幅な増収増益となりました。マーケティング支援事業やリテール事業の好調な業績が寄与し、収益力が大幅に向上しています。今後もオムニチャネル戦略の推進やM&A、海外展開の強化など、事業領域の拡大に期待が高まります。中長期的な成長につなげていけるか注目されるところです。

株式会社アイスタイルの決算日や配当についてまとめました。

株式会社アイスタイルの決算期は6月決算で、第3四半期決算は2024年3月31日となります。直近の決算では大幅な増収増益を達成しました。しかし、配当については今期は見送られており、今後の株主還元策に注目が集まっています。

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