共同ピーアール株式会社の最新の四半期決算報告が公開されましたね。売上高は前年同期比8.4%増、利益も大幅増加と、順調に業績を伸ばしている様子がわかります。中でも主力のPR事業が好調で、企業のマーケティング領域での需要に応えられていることが伺えます。
企業情報
企業名: 共同ピーアール株式会社
証券コード: E05477
決算期: 12月期
共同ピーアール株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
共同ピーアール株式会社の決算日は12月31日で、今回の四半期報告書は2024年1月1日~3月31日の第1四半期の業績報告となっています。
主な事業
共同ピーアール株式会社は、PRサービスを中心に、インフルエンサーマーケティングやAI・ビッグデータソリューションなどの事業を展開しています。具体的には、企業のブランディングやオンラインプロモーション、ウェブサイト分析やSNS動向調査などの提案・実行を手がけています。急速に変化するマーケティング領域で、時代のニーズに合わせたサービスを提供し続けています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は売上高1,787百万円(前年同期比8.4%増)、営業利益297百万円(同11.2%増)と、前年同期から大幅に増加しています。その結果、営業利益率は16.6%と、高い水準を維持しました。PR事業やインフルエンサーマーケティング事業などの主力事業の強みが発揮されている様子が伺えます。
売上・利益の推移
過去3年間の業績を見ると、売上高は6,895百万円、経常利益は487百万円と、着実に拡大してきました。特に直近の四半期では売上高1,787百万円、経常利益306百万円と大幅な増加となっています。営業面での取り組みが奏功し、着実に業績を伸ばしていると評価できるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
共同ピーアール株式会社の四半期連結貸借対照表をみると、総資産5,286百万円、負債1,885百万円、純資産3,400百万円と、健全な財務体質を維持しています。特に自己資本比率は56.7%と高く、財務の安定性が高いことがわかります。
資産の部
資産の部では、流動資産が4,085百万円で、そのうち現金及び預金が2,656百万円と多く保有しています。一方で、のれんが474百万円あることから、過去の買収などにより事業基盤を拡大してきたことがうかがえます。
負債の部
負債の部では、流動負債が1,355百万円と大半を占めています。借入金は486百万円と適切な水準を保っており、財務の健全性が高いと言えるでしょう。
純資産の部
純資産の部では、2,907百万円となっており、自己資本比率は56.7%と高水準を維持しています。既存株主への配当も行っていることから、財務基盤は安定していると評価できます。
ROAとROE
ROAは前期2.5%、当期1.6%と若干低下していますが、ROEは前期13.5%、当期9.7%と高い水準を維持しています。これは利益率の改善と有利子負債の削減が進み、株主資本利益率が向上したことが要因と考えられます。今後も安定的に収益を上げ、株主還元も継続していく方針と捉えられます。
キャッシュフロー
四半期キャッシュフロー計算書は作成していないため詳細は不明ですが、手元現金は2,656百万円と多く保有しており、財務状況は健全だと評価できます。今後の事業展開や設備投資、株主還元など、様々な資金需要に柔軟に対応できる体制にあると言えるでしょう。
配当の支払額
当期の期末配当は1株10円と、前期比2円増となっています。企業の成長に合わせ、株主還元の水準も引き上げてきたことがわかります。今後も安定的な業績と高い利益率を維持しながら、株主還元を継続していく方針と考えられます。
今後の展望
共同ピーアール株式会社は、2024年3月の代表取締役交代を機に、2026年を目標とした新中期経営計画を策定しました。PR事業の強化やグループ会社のサービス拡大、新規事業の推進など、更なる成長に向けた施策に取り組んでいきます。今後もマーケティングの高度化に対応し、事業領域の拡大を図っていくと期待できるでしょう。
編集部のまとめ
共同ピーアール株式会社は、PR事業を中心にインフルエンサーマーケティングやデータソリューションなど、次世代のマーケティングニーズに対応した事業を展開しています。当期は売上高・利益ともに前年同期比で2ケタ増加と好調な業績を残しました。また、財務体質も健全で、株主還元にも力を入れています。今後も新中期経営計画のもと、更なる飛躍が期待できる企業だと言えるでしょう。
共同ピーアール株式会社の決算日や配当についてまとめました。
共同ピーアール株式会社の決算日は12月31日で、今回の四半期報告は2024年1月1日~3月31日の第1四半期の業績となっています。また、同社の期末配当は1株10円と前期比2円増となっており、業績好調を背景に株主還元も強化してきていることがわかります。今後も安定した収益力と健全な財務体質を維持しながら、株主の皆様への還元にも尽力していくものと期待できます。