株式会社FCEの2024年3月期第2四半期決算がリリースされました。同社は、RPAやeラーニング関連のサービスを提供する企業で、直近の決算では売上高2,387百万円、営業利益530百万円を計上し、前年同期比で確実に成長を遂げています。 RPAやICTを活用したサービス需要の高まりを受けて、同社の業績も好調に推移しているようですね。
企業情報
企業名: 株式会社FCE
証券コード: 95640
決算期: 9月
株式会社FCEの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社FCEの決算日は9月30日で、第2四半期決算は3月31日に行われます。通期の決算は12月27日に行われる見込みです。
主な事業
株式会社FCEは、RPAソフトウェアの提供やeラーニングコンテンツの提供など、デジタルトランスフォーメーション(DX)支援サービスを展開しています。 DX推進事業と教育研修事業を2つの主要セグメントとして事業を展開しており、企業のDX化支援と人財育成に注力しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高2,387百万円、営業利益530百万円となり、前年同期比で確実に拡大しています。 利益率についても、営業利益率22.2%と高水準を維持しており、同社の事業モデルの競争力が高いことがうかがえます。
売上・利益の推移
同社の売上高は前年同期比12.4%増の2,387百万円、経常利益は同34.7%増の534百万円となりました。 RPAやeラーニング事業の順調な推移により、売上高、経常利益ともに過去最高水準を記録しています。 引き続き企業のDX化需要や人材育成需要の高まりを受けて、同社の業績は好調に推移しているようです。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産は3,378百万円、負債は1,324百万円、純資産は2,054百万円となっています。 資産は前期末比79百万円増加、負債は同269百万円減少、純資産は同349百万円増加しているなど、財務体質の改善が進んでいる様子がうかがえます。
資産の部
資産の部では、流動資産が2,838百万円、固定資産が539百万円となっています。 現金及び預金が2,247百万円あり、手元流動性も高い水準にあると言えるでしょう。
負債の部
負債の部では、流動負債が964百万円、固定負債が359百万円となっています。 短期借入金や未払金、契約負債などが主な内訳になっています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が182百万円、利益剰余金が1,735百万円となっています。 前期末比で利益剰余金が345百万円増加しており、内部留保の蓄積が進んでいるようです。
ROAとROE
同社のROAは前期末の12.1%から15.9%に上昇し、ROEも前期末の20.7%から16.8%に改善しています。 これは主に売上高や経常利益の増加により収益性が高まったことが要因と考えられます。 引き続き財務体質の改善と収益力の向上に取り組んでいる様子がうかがえます。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナス219百万円、投資活動によるキャッシュ・フローがマイナス133百万円、財務活動によるキャッシュ・フローがマイナス11百万円となっています。 手元流動性は高いものの、事業拡大に向けた投資などで資金が流出していることがわかります。
配当の支払額
同社は、2024年3月期第2四半期時点で配当の実施はありません。配当については、今後の業績動向を見極めつつ検討していくものと考えられます。
今後の展望
同社は、2023年5月に発表した中期経営計画において、2024年9月期の業績目標として売上高4,600百万円、経常利益705百万円を掲げています。 RPAやeラーニングを中心としたDX支援サービスの拡大、子会社の新規M&Aなどにより、更なる成長が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社FCEは、RPAやeラーニング分野を中心とした事業の伸長により、売上高、利益ともに過去最高水準を記録しています。 企業のDX化支援や人材育成ニーズの高まりを背景に、今後も高い成長が期待できそうです。 財務体質も健全化が進んでおり、中期的な観点からも株主価値の向上が見込まれます。
株式会社FCEの決算日や配当についてまとめました。
株式会社FCEの決算日は9月30日で、第2四半期決算は3月31日に行われます。 配当については、2024年3月期第2四半期では実施されていませんが、今後の業績動向を見極めながら検討していくものと考えられます。 同社は中期的な成長が期待される企業だと言えるでしょう。