株式会社FUJIジャパンは、外壁リフォーム工事をはじめ、様々なリフォーム工事を手がける企業です。今回の決算では、前年同期比で売上高が13.5%減少したものの、コスト削減などにより営業利益は大幅に改善しました。今後は、新規顧客の獲得や既存顧客へのリピート受注の拡大に注力し、さらなる業績向上を目指していきます。
企業情報
企業名: 株式会社FUJIジャパン
証券コード: E34471
決算期: 12月期
株式会社FUJIジャパンの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社FUJIジャパンの決算日は12月31日です。決算短信の提出は翌年の5月13日に行われています。
主な事業
株式会社FUJIジャパンの主な事業は、外壁リフォーム工事とその他リフォーム工事、材料販売です。外壁リフォーム工事は同社の主力事業で、全売上高の約90%を占めています。また、材料販売では建築資材の販売も手がけています。これらのサービスを北海道、関東、東北エリアを中心に展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高が280,930千円と前年同期比13.5%減少しました。一方で、営業利益は1,107千円と黒字に転換し、経常利益も2,351千円となりました。これは、粗利益率の向上や販売費及び一般管理費の削減などが奏功したためです。
売上・利益の推移
同社の過去3期の売上高は269,222千円、324,901千円、280,930千円と推移しています。利益面では、前期は63,782千円の当期純損失を計上しましたが、当第1四半期では2,089千円の四半期純利益を計上しました。業績は徐々に改善傾向にあるものの、依然として厳しい状況が続いています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社FUJIジャパンの四半期連結貸借対照表は、資産が732,211千円、負債が460,900千円、純資産が271,311千円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が31,461千円、完成工事未収入金及び契約資産が120,281千円となっています。また、有形固定資産は378,519千円を計上しています。
負債の部
負債の部では、工事未払金が89,569千円、短期借入金が50,000千円、長期借入金が186,930千円となっています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が65,424千円、利益剰余金が185,463千円となっています。自己資本比率は37.1%となっています。
ROAとROE
株式会社FUJIジャパンのROA(総資産利益率)は前期が△9.3%、当第1四半期が0.3%と改善傾向にあります。一方、ROE(自己資本利益率)は前期が△29.9%、当第1四半期が0.8%と、依然として低水準にあります。収益性の向上とともに、自己資本の充実が課題となっています。
キャッシュフロー
同社の当第1四半期のキャッシュ・フローの状況については、営業活動によるキャッシュ・フローが16,717千円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが1,240千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが36,020千円の支出となっています。この結果、現金及び現金同等物は20,543千円減少しました。
配当の支払額
株式会社FUJIジャパンは、当期、前期ともに配当を実施していません。業績の回復と安定化を図るため、内部留保の確保に注力しています。
今後の展望
株式会社FUJIジャパンは、「新規顧客の獲得」「既存顧客へのリピート受注の拡大」「法人顧客への材料販売及び工事受注の増加」に注力し、収益性の向上を目指していきます。また、人材の育成や営業体制の強化にも取り組み、持続的な成長を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社FUJIジャパンは、外壁リフォーム工事を中心とする事業を展開していますが、これまで業績が振るわない状況にありました。しかし、当第1四半期では販売費や管理費の削減などが功を奏し、ようやく収益性の改善が見られるようになりました。今後は新規顧客の開拓やリピート受注の獲得、さらには法人顧客の開拓などに注力し、持続的な成長を目指していくことが重要だと思います。
株式会社FUJIジャパンの決算日や配当についてまとめました。
株式会社FUJIジャパンの決算日は12月31日で、決算短信の提出は翌年の5月13日に行われています。また、同社は現在のところ配当を実施していません。内部留保の確保に注力しており、業績の回復と安定化を図っていく方針です。