株式会社ジー・スリーホールディングスの2023年9月期第1四半期決算が公開されました。同社は再生可能エネルギー、新規エネルギー、サステナブルの3つのセグメントで事業を展開しており、前年同期と比べて減収ながらも営業損失は横ばいの状況となりました。今後の成長に期待が高まりそうですね。
企業情報
企業名: 株式会社ジー・スリーホールディングス
証券コード: 36470
決算期: 8月31日
株式会社ジー・スリーホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール）は？
同社の決算期は8月31日で、第1四半期の決算発表が行われました。これにより、毎年9月から11月にかけて第1四半期の決算が公表されるスケジュールになっています。
主な事業
同社は再生可能エネルギー事業、新規エネルギー事業、サステナブル事業の3つのセグメントで事業展開しています。再生可能エネルギー事業では太陽光発電所の仕入販売や発電所の運営管理を行い、新規エネルギー事業では非常用ガスエンジン発電機やマグネシウム電池の開発に取り組んでいます。サステナブル事業では健康食品や基礎化粧品の販売、感染予防機器のOEM供給などにも注力しています。
今期の業績と利益率は？
2023年9月期第1四半期の連結売上高は95百万円と前年同期比で89.2%の減収となりました。主な要因は、前年同期に計上されていた太陽光パネルの販売が当期に計上されなかったこと、サステナブル事業の販売数量が減少したことなどが挙げられます。営業損失は63百万円とほぼ横ばいの状況でした。
売上・利益の推移
前期の通期業績では、連結売上高は1,531百万円、営業損失は269百万円となり、減収減益となりました。通期の連結営業利益率は-17.6%と厳しい状況でしたが、今期第1四半期では売上高が振るわなかったものの、営業損失の幅は前年同期並みに抑えられており、業績回復に向けた取り組みが功を奏しつつあるようです。
四半期連結貸借対照表について
2023年11月30日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は2,056百万円、純資産は1,466百万円となっています。前期末から比べると、総資産は84百万円減少、純資産は65百万円減少しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が31百万円、販売用不動産が31百万円減少したことなどから、流動資産全体では78百万円減少しています。固定資産は5百万円減少しました。
負債の部
負債の部では、長期借入金が5百万円、長期設備関係未払金が8百万円減少するなど、固定負債全体で14百万円減少しています。流動負債は3百万円減少しました。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が65百万円減少したことが主な要因です。
ROAとROE
今期第1四半期の連結業績では、収益性の指標となるROAやROEについて開示されていませんが、前期の通期ではROAが-12.6%、ROEが-17.6%と低水準でした。今後の業績回復に伴い、これらの指標も改善していくことが期待されます。
キャッシュフロー
同社は第1四半期連結キャッシュ・フロー計算書を開示していないため、前期通期の状況をみると、営業活動によるキャッシュ・フローは71百万円のマイナス、投資活動によるキャッシュ・フローは215百万円のプラスとなっています。今後の投資余力の確保が重要と考えられます。
配当の支払額
同社は第1四半期決算では配当の支払いを行っていません。前期は無配でしたので、当面の間、配当の支払いは難しい状況にあるものと思われます。
今後の展望
同社は再生可能エネルギー事業を中心に、新たな事業領域の開拓にも積極的に取り組んでいます。地球温暖化への対策としての再生可能エネルギーの需要が高まる中、同社のような企業の存在価値は高まっていくものと期待されます。今後の業績回復と新規事業の成功に期待が高まっています。
編集部のまとめ
株式会社ジー・スリーホールディングスの2023年9月期第1四半期決算は、前年同期比で減収ながらも営業損失は横ばいの結果でした。再生可能エネルギー事業を中心に事業を展開する同社は、地球温暖化対策として注目されており、今後の業績回復と新規事業の成功に大きな期待が寄せられています。
株式会社ジー・スリーホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算期は8月31日で、第1四半期の決算が9月から11月にかけて発表されています。また、前期は無配だったため、当面の間、配当の支払いは難しい状況です。今後の収益力の向上と株主還元策に注目が集まりそうですね。
