ダイトロン株式会社の第73期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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ダイトロン株式会社の2024年第1四半期決算は、製造装置やコネクタ、画像関連機器など主力製品の販売が減少した影響により、前年同期比で売上高、営業利益、経常利益、純利益がいずれも減少しました。しかしながら、資産合計は前期末比で減少したものの、自己資本比率は前期末と比べ上昇しており、財務体質は健全に推移しています。今後は、新たな収益基盤の確立に向けた新規ビジネスの創出に取り組んでいくと期待できそうです。

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企業情報

企業名: ダイトロン株式会社
証券コード: E02898
決算期: 12月

ダイトロン株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

ダイトロン株式会社の決算日は12月31日です。決算短信の提出は5月中旬、株主総会は3月下旬に行われます。

主な事業

ダイトロン株式会社は、電子機器および部品の開発、製造、販売を主な事業としています。半導体製造装置や通信デバイス向けの加工機、検査装置といった製造装置の開発も手掛けています。国内販売事業、国内製造事業、海外事業の3つのセグメントで事業を展開しています。

今期の業績と利益率は?

当第1四半期の業績は、売上高21,095百万円営業利益1,108百万円経常利益1,183百万円親会社株主に帰属する四半期純利益769百万円と、前年同期比で売上高は13.7%減、営業利益は48.3%減、経常利益は44.8%減、純利益は46.3%減となりました。利益率は低下傾向にありますが、健全な財務体質を維持できています。

売上・利益の推移

過去3年の業績推移は以下の通りです。2023年12月期の売上高は92,156百万円、営業利益は6,015百万円、純利益は4,014百万円と、前期から増加しています。足元の2024年第1四半期は電子部品や製造装置の販売が減少したことで、業績が前年同期を下回りましたが、通期では堅調な業績を維持できる見通しです。

四半期連結貸借対照表について

ダイトロン株式会社の2024年3月末の総資産66,192百万円で、前期末比1,596百万円の減少となりました。資産の部では、現金及び預金受取手形、売掛金及び契約資産電子記録債権が減少しましたが、前渡金が増加しています。

資産の部

資産合計は前期末比で減少しましたが、固定資産は前期末比で323百万円増加し、投資その他の資産が340百万円増加しています。流動資産は前期末比で1,920百万円減少しましたが、依然として総資産の87.9%を占める水準で健全な資産構成を維持しています。

負債の部

負債合計は前期末比で1,944百万円減少し、36,393百万円となりました。流動負債は電子記録債務の減少などにより1,992百万円減少しています。固定負債は48百万円増加しました。

純資産の部

純資産合計は前期末比348百万円増加し、29,799百万円となり、自己資本比率は前期末の43.4%から45.0%に上昇しています。自己資本が健全に推移しており、財務体質は良好だといえます。

ROAとROE

ダイトロン株式会社のROA(総資産経常利益率)は2023年12月期で9.0%となっています。一方でROE(自己資本当期純利益率)は2023年12月期で14.3%と、ともに高水準を維持しています。今後も収益性と効率性を高めることで、高いROAとROEを維持していくことが期待されます。

キャッシュフロー

ダイトロン株式会社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュインが安定的に確保されています。また、投資活動によるキャッシュアウトも適度な水準を維持しており、財務的な健全性が高いことがわかります。このように、ダイトロン株式会社は安定したキャッシュ・ポジションを維持できていると評価できます。

配当の支払額

ダイトロン株式会社は、2024年3月に1株当たり70円の期末配当を実施しました。2023年12月期の年間配当金は1株当たり70円で、前期と同水準を維持しています。同社は、株主還元の充実を重視しており、今後も安定的な配当を行っていくことが期待できます。

今後の展望

ダイトロン株式会社は、2024年度を初年度とする「第11次中期経営計画」に基づき、オリジナル製品の拡販や海外事業の拡大、新規ビジネスの創出に取り組んでいきます。足元では半導体関連の需要減少の影響を受けていますが、中長期的にはEVやAI、IoTなどの次世代技術分野への設備投資需要の取り込みを目指し、更なる成長を目指していくと期待できます。

編集部のまとめ

ダイトロン株式会社の2024年第1四半期決算は、主力製品の販売が減少した影響で減収減益となりましたが、財務体質は引き続き健全に推移しています。今後は新規ビジネスの創出に注力しながら、次世代技術分野への対応を強化していくことが重要です。安定した業績と収益性の高さから、同社の中長期的な成長が期待できそうです。

ダイトロン株式会社の決算日や配当についてまとめました。

ダイトロン株式会社の決算日は12月31日で、株主総会は3月下旬に開催されています。また、同社の2023年12月期の年間配当金は1株当たり70円と、前期と同水準を維持しています。今後も安定的な配当政策を継続していくことが期待できます。

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