株式会社千趣会は、インテリア・ファッション・ママ・ベビー・キッズなど幅広い商品を取り扱う通信販売事業を中心とする企業です。今期の業績は、売上高が103億40百万円と前年同期比で17%減少しましたが、営業損失が12億99百万円と前年同期の22億円から改善しています。
企業情報
企業名: 株式会社千趣会
証券コード: 81650
決算期: 12月決算
株式会社千趣会の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社千趣会の決算日は12月31日で、第1四半期は2024年1月1日~3月31日となります。決算発表は第1四半期の場合、2024年5月14日に行われています。
主な事業
株式会社千趣会の主な事業は、カタログ・インターネットを中心とする通信販売事業です。その他に、法人向けの商品・サービスを提供する法人事業、ベルメゾン会員を中心とした保険事業、子育て支援事業などにも取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
今期の売上高は103億40百万円で、前年同期比で17.3%減少しましたが、営業損失は12億99百万円と前年同期の22億円から改善しています。固定費の削減や事業領域の整理など、収益改善に向けた取り組みの成果がでてきています。
売上・利益の推移
過去1年間の売上高は49,226百万円、営業損失は5,679百万円と厳しい状況が続いています。しかし、今期第1四半期では前年同期に比べ売上高が減少したものの、営業損失は改善傾向にあります。今後、通信販売事業の構造改革や収益改善の施策を進め、黒字化を目指していきます。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の資産合計は29,296百万円で、前期末に比べ25億13百万円減少しています。流動資産は17,056百万円、固定資産は12,240百万円となっています。負債合計は13,171百万円で、前期末に比べ13億59百万円減少しています。純資産は16,125百万円となっています。
資産の部
流動資産は現金及び預金の減少などから前期末比で18億44百万円減少しています。固定資産は主に投資有価証券の減少により6億68百万円減少しています。
負債の部
流動負債は電子記録債務の減少などから10億7百万円減少し、固定負債は長期借入金の減少などから3億51百万円減少しています。
純資産の部
親会社株主に帰属する四半期純損失9億50百万円を計上したことから、純資産は前期末比11億54百万円減少しています。
ROAとROE
ROAは前期末の5.5%から4.5%に低下し、ROEは前期末の27.7%から24.4%に低下しています。これは、売上高と営業利益が減少したことが主な要因です。収益構造の改善に取り組み、収益力と資本効率の向上を目指していきます。
キャッシュフロー
当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動により2億円の支出があったものの、投資活動で3億36百万円の収入がありました。一方で、財務活動で26億59百万円の支出があったため、現金及び預金残高は24億23百万円減少しています。
配当の支払額
当期は配当を行っておらず、今後の配当については経営状況を勘案しながら検討していくことになります。収益力の改善と財務基盤の強化を図り、株主還元の充実にも努めていきます。
今後の展望
株式会社千趣会は、通信販売事業の構造改革、全社での収益改善、共創の深化・拡大などに取り組み、2025年度の黒字化を目指しています。さらに、お客様から長く愛され、ステークホルダーの期待に応えられる企業を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社千趣会は、厳しい経営環境の中で収益改善に取り組んでおり、第1四半期の業績は前年同期に比べ改善傾向にあります。今後は通信販売事業の構造改革や固定費削減などの施策を進め、2025年度の黒字化を目指していきます。株主還元や財務基盤の強化にも注力し、中長期的な企業価値向上に努めていくことが期待されます。
株式会社千趣会の決算日や配当についてまとめました。
株式会社千趣会の決算日は12月31日で、第1四半期は2024年1月1日~3月31日となります。また、配当については現時点では未定ですが、今後の経営状況を勘案しながら検討していく予定です。企業価値向上に向けて、収益力の改善と財務基盤の強化に取り組んでいきます。