日華化学株式会社の第111期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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日華化学株式会社の2024年第1四半期決算が発表されました。売上高は12,228百万円と前年同期に比べ6.1%の増加となり、営業利益も588百万円と大幅に増加しています。中国市場の回復や新規ビジネスの獲得、コストの削減などが好業績に貢献しています。また、4月には株式会社レラコスメチックの吸収合併を完了するなど、事業構造の改革も進んでいます。今後も製品ラインナップの拡充や生産体制の強化で、更なる成長が期待されます。

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企業情報

企業名: 日華化学株式会社
証券コード: 44630
決算期: 12月期

日華化学株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日華化学株式会社の決算日は12月31日です。通常、3月下旬に前年度の有価証券報告書を、5月中旬に第1四半期の決算短信を公表しています。今回の決算は2024年3月31日までの第1四半期の業績です。

主な事業

日華化学株式会社は、化学品事業化粧品事業を展開しています。化学品事業では、界面活性剤や機能性化学品などを製造・販売しており、国内外の様々な産業分野に製品を提供しています。化粧品事業では、自社ブランドの「デミコスメティクス」のほか、OEMやプライベートブランドの受託生産にも取り組んでいます。近年は環境対応製品の開発にも力を入れており、企業の持続可能性にも注力しています。

今期の業績と利益率は?

2024年3月期第1四半期の業績は、売上高12,228百万円(前年同期比6.1%増)、営業利益588百万円(同227.9%増)となりました。化学品事業の需要回復や新規ビジネス獲得、価格改定・原料コストダウンの効果などにより、大幅な増収増益を達成しています。また、経常利益率は6.3%と高水準を維持しており、収益性の高さが特徴です。

売上・利益の推移

直近3事業年度の売上高は、2023年12月期が50,169百万円、2022年12月期が48,263百万円、2021年12月期が46,620百万円と堅調に推移しています。一方、営業利益は2023年12月期が2,528百万円と増加傾向にあります。中長期的には、グローバル展開と新製品開発で、更なる成長が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

2024年3月31日時点の総資産は58,499百万円で、前期末より1,580百万円増加しています。このうち流動資産は32,672百万円、固定資産は25,827百万円となっています。一方、負債合計は24,958百万円で、前期末より861百万円増加しています。自己資本比率は53.1%と健全な水準を維持しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が9,369百万円と前期末より1,025百万円増加しています。一方で受取手形及び売掛金は11,128百万円と前期末より減少しています。固定資産は構造改革による整理等により、前期末より減少しています。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が6,048百万円借入金が9,828百万円となっています。有利子負債は、設備投資に伴う増加の一方で、既存借入の返済により、前期末より減少傾向にあります。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が22,210百万円為替換算調整勘定が3,845百万円となっています。前期末と比べ、為替換算調整勘定が増加したことで、純資産は33,541百万円と前期末より718百万円増加しています。

ROAとROE

直近の決算では、ROA(総資産経常利益率)は5.5%ROE(自己資本当期純利益率)は5.3%となっています。これらは前年同期に比べ大幅に改善しており、収益性と資本効率が高まってきています。今後も、事業構造の改革と生産性向上を進めることで、さらなる収益力の向上が期待されます。

キャッシュフロー

当第1四半期は、営業活動により536百万円のキャッシュを獲得しています。一方で投資活動では408百万円のキャッシュが減少しており、これは設備投資によるものです。財務活動では955百万円のキャッシュが増加しており、これは借入等による増加です。全体として1,025百万円のキャッシュ増加となり、手元流動性が高まっています。

配当の支払額

2023年12月期の年間配当金は1株当たり32円の予定です。そのうち第1四半期では1株当たり16円の中間配当を実施しており、健全な株主還元を行っています。今後も安定的な配当を継続していく方針です。

今後の展望

日華化学は、中長期成長ビジョンとして『世界中のお客様から最も信頼されるイノベーション・カンパニー』を掲げています。その実現に向け、事業構造の大転換、メリハリのある投資、生産性改革、サステナブル経営の推進、大家族主義の進化の5つの戦略を推進しています。化学品事業では、DX活用や環境対応製品開発で競争力を高め、化粧品事業では新製品や新チャネルの開拓で事業基盤の強化を図っていきます。今後も持続可能な成長を目指してまいります。

編集部のまとめ

日華化学は、2024年3月期第1四半期決算で大幅な増収増益を達成しました。中国市場の回復や新規ビジネス獲得、コスト削減などが奏功した結果です。また財務体質も健全で、ROAやROEといった経営指標も向上傾向にあります。今後は事業構造改革とサステナブル経営の推進で、さらなる成長が期待されます。株主還元も安定的に行っている同社は、中長期的に有望な銘柄といえるでしょう。

日華化学株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日華化学株式会社の決算日は12月31日です。第1四半期の決算短信は例年5月中旬に発表されており、今回も2024年5月14日に発表されました。配当については、2023年12月期の年間配当金は1株当たり32円の予定で、そのうち中間配当として1株当たり16円を実施しています。今後も安定的な配当を継続していく方針です。

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