こんにちは。株式会社インソースの2024年3月期第2四半期決算を分析してみましたので、ご紹介したいと思います。
企業情報
企業名: 株式会社インソース
証券コード: E32495
決算期: 2024年9月期
株式会社インソースの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社インソースの決算日は9月30日です。 決算期は10月1日から翌年9月30日までの1年間となります。
主な事業
株式会社インソースは社会人教育市場に特化したサービス会社です。講師派遣型研修事業、公開講座事業、ITサービス事業、eラーニング・映像制作事業などを展開しています。 DX、リスキリング、健康経営など、顧客の様々な経営課題に対応したサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は？
2024年3月期第2四半期の業績は、売上高6,018,519千円、営業利益2,400,791千円、経常利益2,403,929千円、親会社株主に帰属する四半期純利益1,752,268千円と、いずれも前年同期比で大幅に増加しました。 特に営業利益率は39.9%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去数期の売上高と利益の推移を見ると、売上高は堅調な増加傾向にあります。 利益面でも、経常利益率は25%以上を保っており、高収益体質を維持しています。 特に最近2期は大幅な増益となっており、事業が順調に拡大していると評価できます。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は11,053,974千円、負債は2,761,805千円、純資産は8,292,169千円となっています。 財務体質は健全で、自己資本比率は75.0%と高水準を維持しています。
資産の部
資産の部では現金及び預金が3,469,218千円と手元流動性が厚く、売掛金も1,767,627千円と増加しています。 また固定資産も5,691,312千円と安定的に推移しており、全体としてバランスの取れた資産構成になっています。
負債の部
負債の部では買掛金が182,644千円、未払金が627,787千円となっています。 前受金が751,965千円と大きな割合を占めていますが、これは前受金の管理が適切に行われていることを示しています。
純資産の部
純資産の部では資本金が800,623千円、利益剰余金が7,324,259千円と、堅実な財務基盤が築かれています。 自己資本比率が75.0%と高水準を維持しており、財務の健全性が高いと評価できます。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は21.7%、ROE(自己資本当期純利益率)は20.9%となっており、いずれも非常に高い水準を維持しています。 これは、高収益体質と効率的な資産活用により、株主価値の最大化を実現できていることを示しています。
キャッシュフロー
キャッシュフローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは1,450,107千円の収入となっています。 一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは101,192千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは1,395,294千円の支出となっています。 全体としては、現金及び現金同等物は3,469,218千円と非常に手元流動性が高い状況です。
配当の支払額
2024年3月期第2四半期では、1株当たり13円の配当を実施しました。 これは前年同期の1株当たり21.50円から減少していますが、依然として高水準の配当を維持しています。 株主還元に積極的な企業姿勢が窺えます。
今後の展望
社会人教育市場は引き続き堅調な需要が見込まれるなか、株式会社インソースはDX、リスキリング、健康経営などの研修サービスの拡充や、人事サポートシステム「Leaf」の利用組織数増加など、様々な成長施策に取り組んでいきます。 今後も高い収益力を維持しながら、企業価値の向上に努めていくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社インソースは、社会人教育市場における高収益体質と安定した財務基盤を有する企業です。 今期の決算では大幅な増収増益を達成し、ROAやROEも非常に高い水準を維持しています。 さらに、手元流動性が厚く、積極的な株主還元も行っている点が特徴的です。 今後も成長戦略を着実に実行し、企業価値の向上に期待が高まります。
株式会社インソースの決算日や配当についてまとめました。
株式会社インソースの決算日は9月30日、決算期は10月1日から翌年9月30日までの1年間です。 配当については、2024年3月期第2四半期では1株当たり13円の配当を実施しています。 今後も株主還元に積極的な企業姿勢が続くことが期待されます。
