今期の株式会社データホライゾンの決算をご紹介します。売上高4,003,077千円と前年同期比で23.2%増加しました。特に人々の健康維持に役立つデータヘルス計画作成支援業務の好調が売上増の主因となりました。非常に厳しい経営環境の中、着実な成長を遂げています。
企業情報
企業名: 株式会社データホライゾン
証券コード: 36280
決算期: 2024年3月31日
株式会社データホライゾンの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社データホライゾンの決算日は3月31日です。決算発表は毎年5月中旬に行われています。
主な事業
株式会社データホライゾンは、ヘルスケア事業を中心に展開しています。地方自治体の国民健康保険などの保険者向けに、健康づくりや医療費適正化に役立つデータ分析ツールの提供やコンサルティングサービスを行っています。また、データを活用した予防医療の支援にも注力しています。
今期の業績と利益率は?
今期の営業損失は4億22百万円となりましたが、のれん償却費などの一時的な負担が大きく影響しています。一方で、利益率の高いデータヘルス計画作成支援業務の好調により、EBITDAは73百万円のプラスとなりました。事業の収益性は着実に改善傾向にあると評価できます。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比23.2%増と大幅な伸びを示しました。主力のデータヘルス計画作成支援業務が好調に推移したことが寄与しています。一方で、営業損失は前年同期から53百万円改善したものの、依然赤字が続いている状況です。今後の収益改善に期待が高まっています。
四半期連結貸借対照表について
資産合計は87億56百万円、負債合計は52億25百万円、純資産は35億30百万円となっています。前期末と比べて、資産は23億65百万円増加、負債は28億60百万円増加、純資産は4億94百万円減少しています。
資産の部
流動資産は45億2百万円と大幅に増加しており、売掛金及び契約資産が24億84百万円増加したことが主な要因です。一方で、固定資産は42億53百万円とほぼ横ばいとなっています。
負債の部
流動負債は48億57百万円と大幅に増加しました。金融機関からの短期借入金が22億50百万円増加したほか、親会社からの借入が増加したことが主な要因です。固定負債は3億67百万円とほぼ横ばいです。
純資産の部
純資産は35億30百万円と前期末より4億94百万円減少しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純損失5億円によるものです。自己資本比率は39.0%となっています。
ROAとROE
ROAは現時点で分かりませんが、営業損失の改善や事業の収益性向上を背景に、今後のROA向上が期待されています。一方、純損失の計上によりROEはマイナス14.1%と低水準となっていますが、収益改善と自己資本の確保により、中長期的には改善が見込まれます。
キャッシュフロー
当四半期のキャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローは赤字が継続しているものの、短期借入金の増加により現金及び現金同等物は前期末比149百万円減少にとどまっています。今後の営業キャッシュ・フローの改善に期待が高まっています。
配当の支払額
当四半期においては配当の支払いはありませんでした。純損失の計上を受けて、当期の配当はなしとなりました。今後の業績回復と共に、株主還元の再開が期待されます。
今後の展望
株式会社データホライゾンは、データヘルス計画作成支援業務を中心に順調な売上伸長を遂げています。今後も自治体のニーズを捉え、予防医療の推進など、さらなる事業拡大が期待されます。また、業務効率化と収益性の向上にも取り組むことで、早期の業績回復が見込まれます。
編集部のまとめ
株式会社データホライゾンは、健康づくりを支援するデータ分析サービスを強みとする企業です。今期は売上高が大幅に増加し、主力のデータヘルス計画作成支援業務が牽引役となりました。一時的な損失計上があるものの、事業の収益性は着実に向上しており、今後の業績回復に期待が高まっています。健康・予防医療分野での同社の存在感は高まり続けるでしょう。
株式会社データホライゾンの決算日や配当についてまとめました。
株式会社データホライゾンの決算日は3月31日、決算発表は毎年5月中旬に行われています。今期の業績は売上高が前年同期比23.2%増と順調に推移しましたが、損失計上が続いています。一方で、配当は見送りとなりました。今後の収益改善と共に、株主還元の再開が期待されます。