スポーツ関連の人材採用支援に強みを持つ株式会社スポーツフィールドの決算が注目されています。同社は、スポーツ人財を中心とした採用支援サービスを手掛けており、新卒採用から既卒者の転職支援まで、幅広いソリューションを提供しています。今期の業績は順調に推移し、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益のいずれも過去最高を記録しました。
企業情報
企業名: 株式会社スポーツフィールド
証券コード: E35323
決算期: 12月期
株式会社スポーツフィールドの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社スポーツフィールドの決算期は12月期です。第1四半期決算は2024年5月14日に発表されています。
主な事業
株式会社スポーツフィールドは、スポーツ人財の採用支援を主な事業としています。具体的には、新卒者向けのイベントの企画・運営、新卒者と企業のマッチングを行う人財紹介サービス、既卒者の転職支援などを手掛けています。同社は、スポーツ界で培った人材の素養を活かし、企業がスポーツ人財を獲得できるよう支援しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は好調で、売上高は1,102,316千円と前年同期比19.9%の増加となりました。また、営業利益は402,801千円、経常利益は402,339千円と、いずれも前年同期比27.7%の増加となりました。さらに、親会社株主に帰属する四半期純利益は258,488千円と、前年同期比25.7%の増加を果たしています。これらの結果から、同社の収益性は高水準にあると評価できます。
売上・利益の推移
同社の売上高は、直近3年間で着実に増加しています。2023年12月期の売上高は1,918,649千円と、前期から22.9%の増加となりました。利益面では、2023年12月期の経常利益は608,172千円、親会社株主に帰属する当期純利益は402,339千円と、ともに過去最高を更新しています。同社は、スポーツ人財の採用支援という成長分野に早くから注力し、高い収益力を実現しています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社スポーツフィールドの2024年3月末時点の連結貸借対照表は健全な状態を示しています。
資産の部
総資産は2,464,216千円と、前期末から153,268千円増加しました。流動資産は2,097,206千円と、主に現金及び預金の増加により157,385千円増加しています。一方、固定資産は367,009千円と前期末から4,116千円減少しています。
負債の部
負債合計は937,702千円と、前期末から16,253千円増加しました。流動負債は742,646千円と、未払金や賞与引当金の増加により41,216千円増加しています。固定負債は195,055千円と、前期末から24,962千円減少しています。
純資産の部
純資産合計は1,526,514千円と、前期末から137,015千円増加しました。これは、利益剰余金が137,015千円増加したことによるものです。自己資本比率は61.9%と、高い水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社スポーツフィールドのROA(総資産経常利益率)は、2023年12月期は26.9%と高水準を維持しています。また、ROE(自己資本当期純利益率)も35.1%と、同業他社と比べて非常に高い水準にあります。これは、同社の高い収益力と効率的な資産運用によるものと考えられます。今後もこうした高い収益性を維持していくことが同社の課題といえでしょう。
キャッシュフロー
同社のキャッシュフローは安定した状況にあります。営業活動によるキャッシュ・フローは、2023年12月期に408,903千円のプラスを計上しています。投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっているものの、財務活動によるキャッシュ・フローでプラスを確保しており、全体としては現金及び現金同等物が1,467,404千円と、手元流動性が高い水準にあります。
配当の支払額
株式会社スポーツフィールドは、2024年3月期第1四半期において1株当たり33円の期末配当を実施しています。この配当は、同社の安定した収益基盤と高い財務体質を反映したものと評価できます。今後も株主還元に注力していくことが期待されます。
今後の展望
株式会社スポーツフィールドは、引き続きスポーツ人財の採用支援を中核事業として注力していく方針です。新卒採用、既卒者の転職支援、さらにはスポーツクラブとの連携など、様々な取り組みを通じて事業領域の拡大を目指しています。また、法人顧客の獲得強化や新サービスの開発など、中長期的な成長に向けた施策にも注力していくとしています。同社の今後の動向に引き続き期待が高まっています。
編集部のまとめ
株式会社スポーツフィールドは、アスリートやスポーツ経験者の採用支援に特化した企業です。当第1四半期の業績は好調で、売上高、営業利益、経常利益、純利益のいずれも過去最高を更新しました。財務体質も健全で、自己資本比率も60%を超える水準にあります。今後も新卒採用やキャリア採用など、スポーツ人財の活躍を支援していく同社の取り組みに注目が集まっています。
株式会社スポーツフィールドの決算日や配当についてまとめました。
株式会社スポーツフィールドの決算期は12月期で、第1四半期決算は2024年5月14日に発表されました。また、同社は2024年3月期において1株当たり33円の期末配当を実施しています。今後も、安定した収益力と株主還元に注目が集まっています。