株式会社アイナボホールディングスの2023年10月1日から2024年3月31日までの決算がアップデートされました。アイナボホールディングスは戸建住宅事業と大型物件事業を展開しており、売上高は461億60百万円と前年同期比で4.8%の増収となりました。また、営業利益は15億70百万円と15.2%の増益、経常利益は17億20百万円と13.6%の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億78百万円と17.0%の増益となっています。
企業情報
企業名: 株式会社アイナボホールディングス
証券コード: E02865
決算期: 2023年10月1日 – 2024年9月30日
株式会社アイナボホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
アイナボホールディングスの決算日は9月30日で、四半期決算は12月末、3月末、6月末、9月末に公表されています。
主な事業
アイナボホールディングスは、戸建住宅事業と大型物件事業の2つの事業を展開しています。戸建住宅事業では、タイル・建材販売、タイル・外壁工事、住宅設備工事などを手掛けています。大型物件事業では、大型マンションや商業施設などの大型物件へのタイル・石材工事、住宅設備工事、空調・衛生設備工事などを手掛けています。
今期の業績と利益率は?
今期(2023年10月1日 – 2024年3月31日)の売上高は461億60百万円と前年同期比で4.8%の増収となりました。また、営業利益は15億70百万円と15.2%の増益、経常利益は17億20百万円と13.6%の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億78百万円と17.0%の増益となっています。
売上・利益の推移
アイナボホールディングスの売上高は86億85百万円、経常利益は12億81百万円となっており、前年同期比で売上高は4.8%の増収、経常利益は13.6%の増益と好調な業績を維持しています。
四半期連結貸借対照表について
アイナボホールディングスの2024年3月31日時点の四半期連結貸借対照表では、資産合計は452億55百万円、負債合計は202億54百万円、純資産合計は250億1百万円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が102億79百万円、受取手形・完成工事未収入金等が163億29百万円となっており、事業運営に必要な資金を安定的に確保できる財務体質となっています。
負債の部
負債の部では、支払手形・工事未払金等が98億71百万円、短期借入金が10億円となっており、必要な資金を調達できる体制が整っています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が220億33百万円となっており、内部留保の蓄積が進んでいることがわかります。
ROAとROE
アイナボホールディングスのROA(総資産利益率)は前年同期比で改善しており、2.4%となっています。また、ROE(自己資本利益率)も前年同期比で改善し、4.3%となっています。これは、売上高の増加と利益率の向上によるものです。
キャッシュフロー
アイナボホールディングスの当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが-5億49百万円、投資活動によるキャッシュ・フローが-1億87百万円、財務活動によるキャッシュ・フローが4億9百万円となっており、全体としてはキャッシュ・ポジションは徐々に改善されています。
配当の支払額
アイナボホールディングスは、2023年11月13日開催の取締役会において、1株当たり21円の期末配当を決議しています。また、2024年4月30日開催の取締役会においても、1株当たり22円の中間配当を決議しています。
今後の展望
アイナボホールディングスは、住宅市場の回復や大型物件の工事受注増加に期待しています。また、生産性向上や原価管理の徹底により、収益性の向上を目指しています。今後も、事業基盤の強化と収益力の向上に取り組んでいく方針です。
編集部のまとめ
アイナボホールディングスは、戸建住宅事業と大型物件事業の両立により、着実に業績を伸ばしています。売上高、営業利益、経常利益、純利益のいずれも増加しており、収益性の向上が図られています。また、キャッシュ・ポジションや自己資本比率も健全で、今後の事業拡大に向けた基盤が整っているといえます。引き続き、住宅市場の動向や大型物件工事の受注状況に注目していく必要がありますが、アイナボホールディングスの業績は順調に推移しているといえるでしょう。
株式会社アイナボホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
アイナボホールディングスは、決算日を9月30日としており、四半期決算は12月末、3月末、6月末、9月末に公表しています。配当については、期末配当が1株当たり21円、中間配当が1株当たり22円と、株主還元にも注力しています。アイナボホールディングスは、戸建住宅事業と大型物件事業の両輪で着実に成長を遂げており、今後の更なる飛躍が期待されます。