株式会社ネオマーケティングの2023年10月期第2四半期決算報告書を受けて、当社の業績と財務情報をご紹介します。
同社は「人と企業の架け橋となる価値ある情報サービスを提供し、人々の生活向上と社会発展に貢献する」という理念のもと、マーケティング支援事業を展開しています。
企業情報
企業名: 株式会社ネオマーケティング
証券コード: E36532
決算期: 9月30日
株式会社ネオマーケティングの決算日・決算時期(スケジュール）は？
同社の決算期は9月30日で、第2四半期決算は3月31日に行われます。四半期ごとの業績発表を行っており、投資家の皆様に対して迅速な情報開示に努めています。
主な事業
同社は、企業のマーケティング活動を強力に支援するさまざまなサービスを提供しています。具体的には、インサイトドリブン、カスタマードリブン、デジタルマーケティング・PR、カスタマーサクセス、BtoBマーケティング支援サービスなどが主な事業内容です。
これらのサービスを通じて、企業のDX推進、イノベーションの創発、生産性の向上、顧客創造などの課題解決を支援しています。
今期の業績と利益率は？
2023年10月期第2四半期の業績は、売上高が1,208,075千円、営業利益が138,855千円と前年同期比で減少しています。
しかし、売上高に対する営業利益率は11.5%と高水準を維持しており、同社のサービスモデルの強さがうかがえます。
売上・利益の推移
直近の売上高は前年同期比で0.5%減となりましたが、経常利益は37.0%減と大きく落ち込みました。この背景には、人材採用への投資などによる販管費の増加があります。
しかし、中長期的に見ると、企業のマーケティング需要の高まりから、同社の業績は順調に推移すると期待できます。
四半期連結貸借対照表について
同社の財務状況は健全であり、自己資本比率は46.0%と高水準を維持しています。
資産の部
資産合計は1,628,824千円と前期末比で252,204千円の増加となりました。これは主に、現金及び預金の増加137,834千円、受取手形及び売掛金の増加147,499千円などによるものです。
負債の部
負債合計は880,203千円と前期末比で156,306千円の増加となりました。これは主に、長期借入金の増加126,706千円によるものです。
純資産の部
純資産合計は748,620千円と前期末比で95,898千円の増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益86,984千円の計上による利益剰余金の増加によるものです。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は8.5%、ROE(自己資本利益率)は11.6%となっており、いずれも前期と比べて低下しています。
これは、業績の伸び悩みと人材投資の増加による費用の上昇が影響しています。今後は、新たなサービスの展開や生産性向上により収益力を高めていく必要があるでしょう。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは1,097千円の支出となりました。これは主に、売上債権の増加147,499千円があったためです。
一方、投資活動によるキャッシュ・フローは558千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは139,490千円の収入となり、現金及び現金同等物の残高は606,144千円と前期末比で137,834千円増加しています。
配当の支払額
当期につきましては配当の支払いはありませんでした。今後の株主還元については、業績動向を見極めながら検討されるものと考えられます。
今後の展望
同社は、持続的な成長のために、人材の確保と育成、新サービスの開発、新規顧客の開拓などに注力していきます。
特にインクルーシブマーケティングの推進など、社会課題解決にも貢献するサービスの提供にも力を入れていく方針です。
今後も企業のマーケティング支援ニーズの高まりを捉えて、さらなる成長が期待できるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社ネオマーケティングは、企業のマーケティング支援に特化したサービスを提供する企業です。
第2四半期決算では、売上高は前年同期比で若干減少したものの、高い利益率を維持しています。
財務状況も健全で、キャッシュ・ポジションも改善傾向にあります。
今後も新サービスの開発や人材投資を通じて、持続的な成長を目指していくものと期待されます。
株式会社ネオマーケティングの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算期は9月30日で、第2四半期決算は3月31日に行われます。2023年10月期第2四半期は、前年同期比で売上高は減少したものの、高い利益率を維持しています。
配当については、当期実施はありませんでしたが、今後は業績動向を見ながら検討される方針です。
