株式会社アンビションDXホールディングスは、不動産業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、不動産ビジネスの変革を目指す企業です。 当社の決算報告書によると、主力事業の賃貸DXプロパティマネジメントが好調で、売上高や営業利益が過去最高を記録したことが分かりました。今後も不動産DXの推進や新規プロダクトの開発により、さらなる成長が期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社アンビションDXホールディングス
証券コード: E30880
決算期: 2024年6月期
株式会社アンビションDXホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社アンビションDXホールディングスの決算期は6月期です。 2024年3月31日時点で第3四半期の決算報告を行っています。
主な事業
株式会社アンビションDXホールディングスは、賃貸DXプロパティマネジメント事業、賃貸DX賃貸仲介事業、売買DXインベスト事業、インキュベーション事業、不動産DX事業など、不動産業界のデジタル化を推進するさまざまな事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は29,526,802千円と前年同期比5.8%増加しました。営業利益は1,944,653千円と27.5%の大幅増益となりました。高い利益率を維持できているのは、DXによる業務効率化や生産性向上などが奏功しているためです。
売上・利益の推移
過去3年の売上高と営業利益の推移をみると、売上高は27,896,027千円から29,526,802千円へと増加しています。 営業利益も1,525,123千円から1,944,653千円と大きく伸びています。不動産DXの取り組みが功を奏し、着実に業績を伸ばしていることが分かります。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は25,734,809千円と、前連結会計年度末に比べ5,218,222千円増加しています。 一方、負債合計は20,178,377千円、純資産合計は5,556,431千円となっています。
資産の部
資産の部では、販売用不動産が5,364,248千円増加したことが主な要因です。 また、土地が871,891千円、建物及び構築物が454,274千円増加しています。
負債の部
負債の部では、長期借入金が2,975,350千円、短期借入金が2,200,050千円増加しています。一方で、1年内返済予定の長期借入金が1,686,527千円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が944,007千円増加したことが主な要因です。 また、その他有価証券評価差額金も7,960千円増加しています。
ROAとROE
当第3四半期連結会計期間末のROAは21.5%、ROEは22.3%となっています。 これらの指標は、前年同期と比べてROAは2.2ポイント、ROEは1.2ポイントそれぞれ低下しているものの、依然として高水準を維持しています。 これは、不動産DXの推進により業務効率化が図れ、高い収益性を実現できているためだと考えられます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は開示されていません。 ただし、前年同期と比べて売上高や営業利益が増加していることから、営業キャッシュ・フローの改善が見られると考えられます。 今後の設備投資や財務活動によるキャッシュ・フローの動向にも注目が必要です。
配当の支払額
当社は、2023年9月28日開催の定時株主総会において、1株当たり22円の配当を実施しました。これは前期比3円の増配となっています。 今後も株主還元の一環として、積極的な配当を行っていく方針だと考えられます。
今後の展望
当社は、2026年6月期に売上高500億円、営業利益30億円の経営成績を実現する計画を立てています。その実現に向けて、DX推進による事業変革、M&Aなどによる業容拡大、新たな不動産DXプロダクトの開発・販売に取り組んでいくとしています。 不動産業界のDX化を牽引する企業として、さらなる成長が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社アンビションDXホールディングスの決算報告では、主力の賃貸DXプロパティマネジメント事業が好調に推移し、過去最高の売上高と営業利益を記録したことが分かりました。DX推進による業務効率化と生産性向上により、高い収益性を維持できている同社は、今後も不動産業界のDX化を牽引し続けると期待されます。
株式会社アンビションDXホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社アンビションDXホールディングスの決算期は6月期で、当第3四半期(2024年3月31日時点)の決算報告を行っています。また、同社は2023年9月に1株当たり22円の配当を実施しており、株主還元にも力を入れている様子が分かりました。