株式会社アサカ理研の第57期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社アサカ理研の決算報告を分析しました。同社は福島県を拠点とする資源循環型企業で、主に貴金属の再生事業や環境事業を手がけています。この度の決算では、電子部品の需要減少による減収が響いたものの、金価格の上昇や円安ドル高の影響も業績に寄与しました。中長期的な成長を見据えた組織体制の強化やリチウムイオン電池再生事業への積極投資で、会社の収益基盤は確実に強化されつつあります。

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企業情報

企業名: 株式会社アサカ理研
証券コード: 57240
決算期: 9月30日

株式会社アサカ理研の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社アサカ理研の決算日は9月30日で、四半期決算は12月31日、3月31日、6月30日、9月30日に行われます。

主な事業

株式会社アサカ理研は、貴金属の再生・循環事業環境関連事業工場の生産管理システムの開発事業などを展開しています。特に、金・銀・銅などの貴金属の再生・販売が主力事業となっています。また近年はリチウムイオン電池の再生事業にも力を入れており、同社の新たな収益源として期待されています。

今期の業績と利益率は?

当第2四半期連結累計期間の売上高は3,677,789千円と前年同期比で13.4%減となりました。一方、経常利益は61,911千円77.6%減となりました。利益率は縮小傾向にあるものの、長期的な成長に向けた投資を積極的に行っているためです。

売上・利益の推移

直近3年間の業績を見ると、売上高は8,439,805千円と堅調に推移しています。一方、経常利益は前年同期比77.6%減の61,911千円となりました。これは主に、貴金属の取扱数量減少や中長期的な成長に向けた先行投資の影響によるものです。

四半期連結貸借対照表について

同社の総資産は8,439,805千円負債は3,978,724千円純資産は4,461,080千円となっています。主な変動要因としては、現金及び預金の増加や棚卸資産の増加などが挙げられます。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が1,802,315千円と前期末比35,733千円増加しています。また、棚卸資産が1,427,352千円167,644千円増加しました。これは事業拡大に伴う在庫の積み上げによるものです。

負債の部

負債の部では、借入金が1,866,291千円となり、前期末比178,209千円減少しました。一方で、買掛金が246,716千円31,244千円増加しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が3,594,548千円と前期末比170,591千円増加しました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益の計上によるものです。

ROAとROE

同社のROAは3.9%、ROEは4.7%となっています。前期と比べROAは低下傾向にありますが、これは主に先行投資の影響によるものです。一方でROEは安定して推移しており、収益性と財務の健全性が維持されているといえます。

キャッシュフロー

当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが500,140千円の収入投資活動によるキャッシュ・フローが77,046千円の支出財務活動によるキャッシュ・フローが379,037千円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物の当第2四半期連結会計期間末残高は1,174,723千円となっています。

配当の支払額

同社は年2回の配当を実施しており、当第2四半期連結累計期間では1株当たり8円の配当を行っています。この水準は前期と同水準で、安定した配当政策を維持しています。

今後の展望

今後の事業展開としては、リチウムイオン電池の再生事業の本格立ち上げに力を入れていく方針です。同事業は環境への貢献と新たな収益源の確保を目指しており、中長期的な成長が期待されます。また、既存の貴金属事業やシステム事業においても、競争力の強化や新規開拓に注力することで、収益基盤の更なる拡大を目指していきます。

編集部のまとめ

株式会社アサカ理研は、貴金属の再生・循環事業や環境事業、システム事業を手がける福島県の老舗企業です。当期の業績は減収減益となったものの、長期的な成長に向けた投資を進めていることが特徴的です。今後は、リチウムイオン電池の再生事業の本格展開に期待が集まっており、更なる飛躍が期待される企業といえます。

株式会社アサカ理研の決算日や配当についてまとめました。

株式会社アサカ理研は9月30日が決算日で、年2回の配当を実施しています。当期の配当は1株当たり8円と前期並みの水準を維持しており、安定した配当政策が特徴的です。同社は中長期的な成長に向けた先行投資を行っているものの、引き続き株主還元にも注力していく方針のようです。

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