株式会社アトラエの2024年3月期第2四半期決算が発表されました。売上高4,072百万円、営業利益548百万円と、前年同期と比べて大幅に増加しています。この決算報告を見ると、同社の事業が順調に成長していることがわかります。
企業情報
企業名: 株式会社アトラエ
証券コード: E32400
決算期: 2024年3月期
株式会社アトラエの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社アトラエの決算日は9月30日です。第2四半期決算は2024年3月31日時点のものが今回発表されたものになります。
主な事業
株式会社アトラエは、成功報酬型求人メディア「Green」、組織力向上プラットフォーム「Wevox」、ビジネス版マッチングアプリ「Yenta」、プロバスケットボールクラブ「アルティーリ千葉」の運営を行っています。特に「Green」と「Wevox」が同社の主力事業となっており、安定した収益を生み出しています。
今期の業績と利益率は？
2024年3月期第2四半期の業績は、売上高4,072百万円、営業利益548百万円と、前年同期比でそれぞれ15.0%増、72.3%増と大幅に増加しています。営業利益率は13.5%と、高い水準を維持しています。
売上・利益の推移
直近の業績推移を見ると、売上高は3,542百万円(2023年3月期第2四半期)→4,072百万円(2024年3月期第2四半期)と堅調に推移しています。同様に、営業利益は318百万円(2023年3月期第2四半期)→548百万円(2024年3月期第2四半期)と大幅に増加しています。強みを生かした事業展開が功を奏していると言えるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
同社の2024年3月期第2四半期末の総資産は7,698百万円となり、前期末から548百万円増加しました。これは主に投資有価証券や投資その他の資産が増加したことによるものです。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が4,823百万円、投資有価証券が951百万円と、手元流動性と投資が手厚い状況となっています。
負債の部
負債の部では、短期借入金が500百万円となり、前期末から464百万円増加しました。一方で、未払金が661百万円と減少しています。
純資産の部
純資産の部では、5,635百万円と、前期末から83百万円増加しました。自己株式の取得により486百万円減少したものの、利益剰余金や新株予約権の増加により、全体としては増加しています。
ROAとROE
同社のROA(総資産利益率)は7.4%、ROE(自己資本利益率)は12.7%となっています。前期に比べROAは若干低下しましたが、ROEは改善されており、資本効率は良好に保たれているといえます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは414百万円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは326百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは10百万円の収入でした。全体としては98百万円の増加となり、手元流動性は堅調に維持されています。
配当の支払額
同社は配当を行っていませんが、今後の成長投資に注力する方針のようです。株主還元よりもビジネス拡大に重点を置いているようですね。
今後の展望
同社は主力事業の「Green」と「Wevox」を中心に着実な成長を遂げています。特に「Wevox」は組織改善支援の需要が高く、今後のさらなる拡大が期待されます。また新規事業の「Yenta」や「アルティーリ千葉」も成長軌道に乗っており、ポートフォリオの多様化が進んでいます。今後も新しい挑戦を続け、企業価値の向上につなげていくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社アトラエは、主力事業の好調な業績を背景に、着実な成長を続けています。売上高と営業利益が大幅に増加し、ROAやROEなどの収益性指標も良好な水準を維持しています。今後も新しいサービスの展開や事業の多角化に注力し、持続的な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。
株式会社アトラエの決算日や配当についてまとめました。
株式会社アトラエの決算日は9月30日で、今回はその第2四半期の決算が発表されました。また、同社は現在配当を行っておらず、成長投資に注力する方針のようです。今後の業績拡大に期待が寄せられますね。
