粧美堂株式会社の2024年3月期第2四半期決算が発表されました。厳しい経営環境の中でも、売上高が前年同期比5.9%増の10,616,958千円、営業利益が12.8%増の646,977千円と好業績を上げることができました。化粧品やコンタクトレンズ関連の販売が好調に推移したことが主な要因です。
企業情報
企業名: 粧美堂株式会社
証券コード: E23465
決算期: 9月
粧美堂株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
粧美堂株式会社の決算日は9月30日、決算発表は11月上旬と3月上旬に行われています。第2四半期(2024年3月期)決算は2024年5月14日に発表されました。
主な事業
粧美堂株式会社は、化粧品、化粧雑貨、コンタクトレンズ関連などを幅広く展開する総合雑貨メーカーです。「粧美堂」ブランドでメーキャップ製品やスキンケア製品、ネイル製品などを提供しており、さらにバッグやポーチなどの服飾雑貨や、ペット用品なども扱っています。日本国内のほか、中国市場への展開にも注力しています。
今期の業績と利益率は?
2024年3月期第2四半期の業績は売上高が10,616,958千円と前年同期比5.9%増、営業利益が646,977千円と12.8%増加しました。利益率は売上総利益率が26.3%と前年同期比0.4ポイント低下しましたが、販売費及び一般管理費の抑制により営業利益率は6.1%まで改善されています。
売上・利益の推移
粧美堂の売上高は、2023年9月期に20,443,768千円と過去最高を記録しました。また、経常利益は972,040千円と高水準を維持しています。化粧品やコンタクトレンズ関連商品の好調な販売が業績を牽引しています。今後も新商品投入やECチャネルの強化などで、さらなる成長が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月末の四半期連結貸借対照表は、資産合計が15,950,470千円、負債合計が9,191,894千円、純資産合計が6,758,575千円となっています。流動資産が12,251,329千円と手元流動性が高く、自己資本比率は42.4%と健全な財務体質を維持しています。
資産の部
流動資産では現金及び預金が4,964,729千円、商品及び製品が1,954,675千円となっています。固定資産では投資有価証券が790,895千円と増加しました。
負債の部
流動負債では短期借入金が1,700,000千円と増加しています。固定負債では長期借入金が2,636,500千円となっています。
純資産の部
利益剰余金が5,243,563千円と着実に積み上がっています。また、繰延ヘッジ損益が591,738千円と大幅に改善されました。
ROAとROE
ROAは4.1%、ROEは9.1%となっています。収益力の高い事業展開と効率的な資産運用により、ROAとROEは改善傾向にあります。今後も事業成長と収益性の向上に努め、株主価値の最大化を目指していきます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは98,610千円の収入となり、前年同期に比べ大幅に改善しました。投資活動では16,669千円の収入、財務活動では523,684千円の収入を計上しました。現金及び現金同等物は期末に4,713,722千円となり、十分な手元流動性を確保しています。
配当の支払額
2024年3月期の中間配当は1株当たり10円を予定しており、年間配当では20円を計画しています。配当性向は30%程度の水準を維持する方針です。株主還元の充実にも注力しながら、持続的な成長投資にも資金を振り向ける方針です。
今後の展望
粧美堂は、商品力の強化やECビジネスの推進、海外市場での事業展開などに注力し、収益性の向上を図っていきます。また、DX推進による業務効率化にも取り組み、企業価値の最大化を目指します。化粧品やコンタクトレンズなどの引き続き好調な市場を捉え、持続的な成長を実現していくことが期待されます。
編集部のまとめ
粧美堂株式会社は、化粧品やコンタクトレンズなどの主力事業が好調に推移し、2024年3月期第2四半期も増収増益を達成しました。財務体質も健全で、ROAやROEも改善傾向にあります。今後も新商品投入やECの強化など、成長戦略に注力していくことで、更なる業績向上が期待できる企業です。株主還元も積極的に行っており、株主価値向上に努めています。
粧美堂株式会社の決算日や配当についてまとめました。
粧美堂株式会社の決算日は毎年9月30日で、決算発表は11月と3月に行われています。2024年3月期の中間配当は1株当たり10円、年間では20円の配当を計画しており、株主還元にも注力しています。今後も化粧品やコンタクトレンズなどの主力事業を中心に、積極的な成長投資と株主還元を両立させていく方針です。