決算報告書の内容をわかりやすく解説していきます。株式会社ドリーム・アーツは、先進的なテクノロジーを活用したクラウドサービスを提供し、大企業の生産性向上を支援する企業です。創業以来、安定した業績を上げており、今期も売上高1,221,574千円、営業利益184,663千円と好調な成績を収めています。
企業情報
企業名: 株式会社ドリーム・アーツ
証券コード: E39009
決算期: 12月期
株式会社ドリーム・アーツの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ドリーム・アーツの決算日は12月31日です。決算報告は翌年5月14日に行われます。
主な事業
株式会社ドリーム・アーツは、SaaSを中心としたクラウド事業を展開しています。ノーコード開発ツール「SmartDB®」やチェーンストア向け情報共有ツール「Shopらん®」などを提供し、業務の自動化と効率化を支援しています。また、個別の要望に応じたカスタムシステムの開発も手がけています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高1,221,574千円、営業利益184,663千円と好調です。ビジネスモデルの中核であるクラウド事業の売上高が899,780千円と好調に推移しており、高い営業利益率15.1%を実現しています。
売上・利益の推移
過去1年間の売上高は4,440,056千円、経常利益は430,491千円と、安定した業績を維持しています。クラウド事業を中心に順調に成長しており、今後も持続的な増収増益が期待できます。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の総資産は3,878,977千円と堅調な財務体質を維持しています。負債合計は1,998,720千円で、自己資本比率は48.5%と健全な水準を保っています。
資産の部
流動資産は3,192,462千円で、主な内訳は現金・預金2,685,815千円、売掛金286,177千円です。固定資産は686,514千円で、無形固定資産が主な構成です。
負債の部
流動負債は1,642,729千円で、主な内訳は契約負債1,131,805千円、未払法人税等16,175千円です。固定負債は355,991千円で、社債300,000千円が主な項目です。
純資産の部
純資産は1,880,256千円で、利益剰余金1,041,446千円が主な構成です。堅実な財務基盤を維持しつつ、積極的な投資と配当を行っています。
ROAとROE
ROAは4.5%、ROEは7.1%とともに前年度から改善しており、収益性の向上が認められます。アップセルや新規顧客獲得などが功を奏し、資産効率や自己資本効率が高まっています。
キャッシュフロー
営業キャッシュ・フローは149,586千円のプラスで、収益力の高さが現金の裏付けとなっています。投資キャッシュ・フローでは先行投資を進めており、財務キャッシュ・フローでは配当金の支払いを行っています。全体としてキャッシュポジションは安定的に推移しています。
配当の支払額
当期の期末配当は20円/株を支払う予定です。前期の年間配当金は30円/株で、業績拡大に伴う増配傾向にあります。株主還元も積極的に行われています。
今後の展望
今後は、ノーコード開発ツール「SmartDB®」を核に、クラウドサービスの領域を拡大していく方針です。企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)ニーズの高まりに応えるべく、機能強化と新機能の投入を続けていきます。また、チェーンストア向けの「Shopらん®」などバーティカルSaaSの展開も積極化し、更なる成長が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ドリーム・アーツは、クラウドサービスを通じて企業のDXを支援する先進的なITベンダーです。当期も高い収益性を維持しており、今後の事業拡大に期待が高まります。ノーコード開発ツールの強化や新規SaaSの展開など、技術力を活かした成長戦略に注目していきたいですね。
株式会社ドリーム・アーツの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ドリーム・アーツは12月決算で、2024年5月14日に決算報告を行いました。当期の期末配当は1株当たり20円と、前期から増配基調にあります。強い収益力と健全な財務体質を背景に、株主還元にも力を入れているといえます。