日本ビジネスシステムズ株式会社の2023年10月期決算がとってもアツい!売上高は前年同期比15.7%増の53,937百万円と大幅に増加し、経常利益も13.9%増の2,470百万円と堅調に推移しています。クラウドサービスの需要拡大や生産性向上に向けたDX投資の増加により、同社のビジネスが好調だったことがわかります。
企業情報
企業名: 日本ビジネスシステムズ株式会社
証券コード: E37833
決算期: 2023年10月期
日本ビジネスシステムズ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
日本ビジネスシステムズ株式会社は決算期が9月30日で、2023年10月1日から2024年9月30日までが第34期の決算期となります。中間配当と期末配当の年2回の配当を実施しています。
主な事業
日本ビジネスシステムズ株式会社は、クラウドインテグレーション、クラウドサービス、ライセンス&プロダクツの3つの事業領域を展開しています。企業のデジタル変革(DX)を支援するITサービス企業で、特にマイクロソフト製品を中心としたソリューション提供に強みがあります。最近ではセキュリティ支援や生成AI導入支援にも注力しており、時代のニーズに合わせて事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
2023年10月期の売上高は53,937百万円と前年同期比15.7%の大幅増収となりました。営業利益は2,507百万円と13.4%増、経常利益は2,470百万円と13.9%増と、増収増益を達成しています。この背景にはクラウドサービスの需要拡大やDX投資の増加などが寄与しています。
売上・利益の推移
同社の売上高は過去3年連続で増加傾向にあり、直近の2023年10月期は前年同期比15.7%増と大幅な伸びを示しました。また、営業利益と経常利益も2期連続の増益となっており、ITサービス市場の拡大に伴い業績が好調に推移しています。今後も持続的な成長が期待できる企業だといえるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月期第2四半期末の総資産は53,404百万円と前期末比3,795百万円増加しました。流動資産は前期末比2,976百万円増の28,811百万円、固定資産は同819百万円増の24,593百万円となっています。一方、負債合計は31,224百万円と前期末比3,836百万円増加し、自己資本比率は41.5%となりました。
資産の部
流動資産が増加した主因は、受取手形、売掛金及び契約資産が4,913百万円増加したことによるものです。一方で現金及び預金は1,767百万円減少しました。固定資産は有形固定資産が2,637百万円増加したものの、無形固定資産が1,899百万円減少しています。
負債の部
流動負債が4,136百万円増加した主因は、買掛金が5,050百万円増加したことによるものです。固定負債は300百万円減少し、長期借入金が319百万円減少しています。
純資産の部
純資産合計は前期末比40百万円減少の22,180百万円となりました。これは主に利益剰余金が85百万円減少したことによるものです。自己資本比率は41.5%となっています。
ROAとROE
2023年10月期のROAは7.4%、ROEは4.5%となっています。ROAは前期比で0.3ポイント低下したものの、2期連続の改善を続けています。一方で、ROEは前期比1.3ポイント低下しました。これは、利益水準の低下と株主資本の増加が影響したためと考えられます。今後も収益力の強化とバランスシートの健全化に注力する必要があるでしょう。
キャッシュフロー
2023年10月期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,583百万円の増加となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは2,356百万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローは922百万円の減少となっています。これにより現金及び現金同等物の当第2四半期末残高は3,578百万円と前期末比1,767百万円の減少となりました。
配当の支払額
日本ビジネスシステムズ株式会社は、年2回(中間・期末)の配当を実施しています。2023年12月期第2四半期末には1株当たり10円の中間配当を行い、2024年5月の期末配当は1株当たり12円を予定しています。株主還元に積極的な企業といえるでしょう。
今後の展望
日本ビジネスシステムズ株式会社は、クラウド需要の取り込み、生産性向上に向けたDX支援、セキュリティ・生成AI分野での新サービス提供に注力することで、今後も収益力の向上が期待できます。エネルギー価格高騰や金利上昇など不確実性はありますが、IT投資需要の堅調さから、持続的な成長が見込めるでしょう。引き続き株主還元の充実にも期待がかかっています。
編集部のまとめ
日本ビジネスシステムズ株式会社の2023年10月期決算は増収増益と好調でした。クラウドサービスの需要拡大やDX投資の増加により、売上高、営業利益、経常利益ともに2期連続の増加となりました。今後も、IT投資需要の伸びと同社の提案力を生かし、持続的成長が期待できる企業といえます。株主還元の面でも積極的に取り組んでおり、今後の株価上昇が期待できる銘柄の1つです。
日本ビジネスシステムズ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
日本ビジネスシステムズ株式会社の決算期は9月30日で、中間配当と期末配当の年2回の配当を実施しています。2023年10月期の配当実績は中間配当10円、期末配当12円を計画しており、株主還元に積極的な企業です。今後も業績の拡大と安定した配当政策が期待できるでしょう。