株式会社IDOMの最新の決算報告が公開されました!売上高は307,710百万円、営業利益は10,829百万円と堅調に推移しています。この企業は自動車販売やメンテナンスなどの事業を展開しており、直営店の小売台数が前年同期比で3.4%増加したことが収益拡大につながった模様です。今後は大型店の出店計画に注力し、さらなる成長を目指していきたいようですね。決算の詳細をご紹介します。
企業情報
企業名: 株式会社IDOM
証券コード: 75990
決算期: 2024年2月期
株式会社IDOMの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社IDOMの決算日は2月末日です。決算期は3月1日から2月28日までの年度となっています。
主な事業
株式会社IDOMは、自動車の販売、保険、金融、サブスクリプションなど、自動車関連サービス全般を展開しています。特に中古車買取販売事業が柱となっており、国内に300以上の直営店舗を展開しています。今後はさらなる店舗拡大と新サービスの開発を目指しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高307,710百万円、営業利益10,829百万円、経常利益10,597百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益7,237百万円となりました。前年同期に比べ、売上高は5.1%減少しましたが、利益率はおおむね良好に推移しています。
売上・利益の推移
過去3年間の業績推移を見ると、売上高は416,514百万円から307,710百万円へと減少しているものの、営業利益は18,146百万円から10,829百万円へ、経常利益は18,146百万円から10,597百万円へ減少しています。減収要因としては、前期に行った海外子会社の売却があげられます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は164,490百万円となり、前期末比8,803百万円減少しました。負債は98,415百万円と前期末比12,176百万円減少しており、純資産は66,074百万円となり前期末比3,372百万円増加しています。
資産の部
流動資産は118,960百万円と前期末比12,518百万円減少しましたが、固定資産は45,530百万円と前期末比3,715百万円増加しました。主な変動要因は、現金及び預金の減少と建設仮勘定の増加です。
負債の部
流動負債は62,905百万円と前期末比1,260百万円減少し、固定負債は35,510百万円と前期末比10,915百万円減少しました。借入金の返済が進んだ結果です。
純資産の部
純資産は66,074百万円と前期末比3,372百万円増加しました。利益剰余金の積み上がりが主な要因です。
ROAとROE
ROAは前期の5.3%から当期3.7%に、ROEは前期の22.6%から当期12.1%へと低下しています。これは主に大型店舗の出店投資が利益を圧迫したためと考えられます。今後は新店舗が収益に寄与し始めると、この指標も改善してくることが期待されます。
キャッシュフロー
当期のキャッシュ・フローは運転資金の変動などにより、前期比で16,367百万円減少しました。新店出店に備えた設備投資や借入金の返済に充当されています。今後の成長投資に備えて、手元流動性の確保が課題となっています。
配当の支払額
当期の配当金は年間40.71円(中間14.41円、期末26.30円)となりました。前期の配当金42.50円から若干減少したものの、配当性向は38.3%と株主還元も積極的に行っています。
今後の展望
次期は新型店舗の出店加速や、広告投資の強化などにより先行費用が増加する見通しです。一方で、これらの投資が来期以降の売上と収益の拡大につながると期待されています。中長期的には年間100店舗の出店を目指すなど、成長戦略を着実に遂行していきたいと述べています。
編集部のまとめ
株式会社IDOMは中古車販売を中心に順調に業績を伸ばしてきた企業です。しかし、当期は大型店舗への先行投資で一時的に減益となっています。一方で、中長期的な成長に向けた施策も着実に進めており、今後の業績拡大への期待が高まっています。株主還元も堅調に行われているなど、株主目線でも魅力的な企業と言えそうです。
株式会社IDOMの決算日や配当についてまとめました。
株式会社IDOMの決算日は2月28日で、決算期は2023年3月1日から2024年2月29日までとなっています。配当金は年間40.71円、配当性向は38.3%と株主還元にも積極的に取り組んでいます。今後の成長に期待が高まる企業ですね。