ニューラルグループ株式会社の2024年3月期第1四半期決算報告書が公開されました。売上高は780,782千円と前年同期比29.5%増と大幅に増収を果たし、営業損失も前年同期比で大幅に改善しました。
企業情報
企業名: ニューラルグループ株式会社
証券コード: E35841
決算期: 2024年12月期
ニューラルグループ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
ニューラルグループ株式会社の 決算期は12月期です。今回の決算は、2024年1月1日から2024年3月31日までの第1四半期決算となります。
主な事業
ニューラルグループ株式会社は、「AIで心躍る未来を」をミッションに、リアル空間のデジタル化による社会課題の解決を目指しています。デジソリューションサービスとライフスタイルサービスの2つのサービスドメインで事業を展開しており、駐車場管理やデジタルサイネージ、ファッショントレンド分析、物流最適化など、幅広いAIシステムソリューションを提供しています。
今期の業績と利益率は？
当第1四半期の業績は、売上高が780,782千円と前年同期比29.5%の大幅増収となりました。また、営業損失も前年同期の215,110千円から大幅に改善し、100,331千円まで縮小しています。このような業績改善により、収益性と採算性が高まっていることが分かります。
売上・利益の推移
ニューラルグループの売上高は、前年同期の603,080千円から大幅に増加し、780,782千円となりました。利益面では、営業損失が前年同期の215,110千円から100,331千円まで大幅に改善しています。このような売上高の増加と利益の改善は、同社が取り組んでいる事業モデルの構築や販管費の最適化施策の成果が表れてきているものと考えられます。
四半期連結貸借対照表について
ニューラルグループの四半期連結貸借対照表をみると、総資産が3,201,582千円となっています。前期末と比べると89,551千円の減少となっています。これは主に、現金及び預金が減少したことによるものです。一方、負債合計は2,642,971千円と、前期末から180,253千円減少しており、財務体質の改善が進んでいることがうかがえます。
資産の部
資産の部では、流動資産が1,572,659千円、固定資産が1,628,922千円となっています。流動資産の減少は主に現金及び預金の減少によるものです。一方、固定資産ではのれんが1,021,481千円と大きな割合を占めています。
負債の部
負債の部では、流動負債が1,580,395千円、固定負債が1,062,575千円となっています。流動負債の減少は主に1年内返済予定の長期借入金の減少によるものです。また、固定負債も長期借入金が981,804千円と大きな割合を占めています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が519,612千円、資本剰余金が1,863,789千円となっています。当第1四半期には第三者割当増資を200,000千円実施し、財務基盤の強化が進んでいます。
ROAとROE
ニューラルグループのROA(総資産利益率)とROE(自己資本利益率)については、今回の四半期決算では開示されていません。しかし、営業損益の改善や財務体質の強化など、収益性と資本効率の向上に向けた取り組みが進んでいることから、今後の業績次第ではこれらの指標も改善していくと考えられます。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローについては、連結キャッシュ・フロー計算書が開示されていないため詳細は不明です。ただし、前期末の現金及び預金残高が821,188千円から当第1四半期末には795,389千円に減少しており、今後の運転資金の確保や戦略投資の動向が注目されます。
配当の支払額
ニューラルグループは、当四半期においては配当を行っていません。今後の業績回復と財務体質の改善を待って、株主還元の検討が行われるものと考えられます。
今後の展望
ニューラルグループは、当連結会計年度での通期営業黒字化を目指しており、売上増加と販管費の最適化に取り組んでいます。また、第三者割当増資による200,000千円の資金調達も実施し、財務基盤の強化も進めています。今後は、収益性の改善と財務体質の健全化を一層推進し、持続的な成長を実現していくことが期待されます。
編集部のまとめ
ニューラルグループ株式会社の2024年3月期第1四半期決算は、増収増益となり、収益性の改善と財務基盤の強化が進んでいることが確認できました。特に、売上高の大幅な増加と営業損失の大幅な縮小は注目すべき点です。今後も事業モデルの構築や販管費の最適化、資金調達などの施策を着実に実行し、通期での業績回復と持続的な成長を目指していくことが期待されます。
ニューラルグループ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ニューラルグループ株式会社の決算期は12月期で、今回は2024年3月期第1四半期の決算となります。配当については、当四半期では実施されておりませんが、今後の業績回復と財務体質の改善を踏まえ、株主還元の検討が期待されます。
