株式会社ユニバーサル園芸社は、グリーン事業、卸売事業、小売事業の3つの柱を持つ園芸用品の総合企業です。第3四半期連結累計期間の売上高は11,882,549千円、経常利益は1,663,319千円と、前年同期に比べ増収増益を達成しています。中でも主力のグリーン事業が好調に推移しており、脚光を浴びています。
企業情報
企業名: 株式会社ユニバーサル園芸社
証券コード: 60610
決算期: 6月
株式会社ユニバーサル園芸社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ユニバーサル園芸社の決算日は6月30日で、第3四半期連結累計期間は2022年7月1日から2023年3月31日までの期間となっています。年に1回の本決算に加え、第1四半期、第2四半期、第3四半期の四半期決算も行っています。
主な事業
株式会社ユニバーサル園芸社は、グリーン事業、卸売事業、小売事業の3つの事業を展開しています。グリーン事業では、オフィスや店舗にグリーンを「レンタル」することで人々の心を癒やし、潤いのある空間を提供しています。一方で、卸売事業ではグリーン商品を卸し、小売事業では自社ブランドのフラワーショップなどを運営しています。
今期の業績と利益率は?
第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が11,882,549千円、営業利益が1,590,042千円、経常利益が1,663,319千円と前年同期に比べ増収増益となりました。利益率も堅調に推移しており、グリーン事業の収益性が高い水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年の売上高と利益の推移を見ると、2022年6月期の売上高は13,816,284千円、経常利益は2,183,338千円と、2021年6月期からさらに伸長しています。特にグリーン事業が好調に推移しており、同事業の収益性の高さが同社の強みとなっています。
四半期連結貸借対照表について
2023年3月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は15,683,357千円と前期末から2,638,613千円増加しています。これは主に固定資産が2,182,840千円増加したことによるものです。
資産の部
資産の部では、流動資産が7,997,635千円、固定資産が7,685,722千円となっています。固定資産の増加は、のれんの増加1,610,987千円によるものです。
負債の部
負債の部では、流動負債が2,491,368千円、固定負債が1,569,882千円となっています。主な増加要因は、短期借入金の増加326,163千円、長期借入金の増加777,294千円です。
純資産の部
純資産の部では、11,622,106千円となっており、前期末から1,053,548千円増加しています。これは主に、利益剰余金が968,021千円増加したことによるものです。
ROAとROE
ROAは前年同期の12.6%から10.6%に低下しましたが、ROEは前年同期の21.7%から18.8%とやや低下しています。これは主に、固定資産の増加に伴う資本効率の低下と、M&Aに伴う取得関連費用の増加によるものと考えられます。ただし、依然として高い水準を維持しており、同社の収益性の高さを示しています。
キャッシュフロー
キャッシュフロー計算書の情報がないため詳細な分析はできませんが、営業活動によるキャッシュフローは好調に推移していると考えられます。一方で、M&Aに伴う投資活動によるキャッシュアウトフローが増加しているものと推測されます。
配当の支払額
前第3四半期連結累計期間の配当金の総額は104,595千円(1株当たり22円)でした。一方、当第3四半期連結累計期間の配当金の総額は112,903千円(1株当たり24円)と、前年同期から増加しています。株主還元を重視する同社の方針が示されています。
今後の展望
今後の同社の戦略としては、グリーン事業の収益基盤の強化、M&Aによる事業拡大、海外展開の加速」が挙げられます。特にグリーン事業については、新規顧客の獲得やマーケティング活動に注力しており、売上・利益の拡大が期待されます。また、M&Aではインナチュラル事業を子会社化するなど、事業ポートフォリオの拡充に取り組んでいます。
編集部のまとめ
株式会社ユニバーサル園芸社は、グリーン事業を中核に堅調な業績を維持しています。特に、グリーン事業の収益性の高さが同社の強みとなっています。今後はM&Aによる事業領域の拡大や海外展開の加速に取り組み、更なる成長を目指すことが期待されます。株主還元も重視しており、そのあたりにも同社の健全な経営姿勢が表れています。
株式会社ユニバーサル園芸社の決算日や配当についてまとめました。
株式会社ユニバーサル園芸社の決算日は6月30日で、年に1回の本決算に加え、四半期決算も行っています。配当については、前年同期から1株当たりの配当額が増加しており、株主還元を重視する同社の姿勢が窺えます。今後の成長に期待が寄せられる同社の動向に注目していきましょう。