ホシザキ株式会社の決算内容を分析してみました。2024年3月期第1四半期の決算は、上期としては売上高が1,063億40百万円、経常利益が178億95百万円と好調な結果となりました。日本国内はもちろん、米州、欧州、アジア地域でも積極的な拡販を行い、着実に業績を伸ばしていることがわかります。
企業情報
企業名: ホシザキ株式会社
証券コード: 64650
決算期: 12月決算
ホシザキ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ホシザキ株式会社は12月決算の企業です。決算発表は毎年3月上旬に行っており、今回の2024年3月期第1四半期決算報告書もその一環となります。
主な事業
ホシザキ株式会社は、主にフードサービス機器の研究開発、製造、販売及び保守サービスを行っている企業です。製氷機、業務用冷蔵庫、食器洗浄機などの製品を国内外に販売しており、飲食店や外食産業といった「食」に関する業界で幅広い事業展開を行っています。
今期の業績と利益率は?
2024年3月期第1四半期の連結業績は売上高が1,063億40百万円、営業利益が151億62百万円、経常利益が178億95百万円と、前年同期と比べて増収増益となりました。特に経常利益は41.5%増と大幅な伸びを示しています。こうした業績の背景には、国内外での積極的な拡販活動や生産性の向上などが寄与しているものと考えられます。
売上・利益の推移
ホシザキ株式会社の直近の売上高と利益の推移を見ると、過去1年間で売上高は373,563百万円、経常利益は50,322百万円と、ともに高水準を維持しています。足元の業績も好調で、今後の更なる成長が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
ホシザキ株式会社の2024年3月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が5,040億66百万円、負債合計が1,512億92百万円、純資産は3,527億74百万円となっています。前期末から資産と負債がともに増加していますが、自己資本比率は68.0%と健全な財務体質を維持しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が3,784億23百万円、固定資産が1,256億43百万円となっています。流動資産の増加は主に、売上債権の増加によるものです。また、固定資産の増加は主に、のれんの増加によるものです。
負債の部
負債の部では、流動負債が1,211億71百万円、固定負債が301億21百万円となっています。流動負債の増加は主に、支払手形及び買掛金の増加によるものです。
純資産の部
純資産の部では、株主資本が2,972億66百万円、その他の包括利益累計額が453億91百万円となっています。純資産の増加は主に、為替換算調整勘定の増加によるものです。
ROAとROE
ホシザキ株式会社のROA(総資産経常利益率)は11.5%、ROE(自己資本当期純利益率)は10.4%となっています。いずれも高水準を維持しており、企業の収益性が高いことが分かります。今後も高収益体質を維持していくことが期待されます。
キャッシュフロー
当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは+30,102百万円となっています。一方で、配当金の支払いなどにより、現金及び預金は前期末比18,355百万円減少しています。今後の設備投資や買収などのための資金確保にも注目が必要でしょう。
配当の支払額
ホシザキ株式会社は1株当たり配当金を65円と、前期に比べ25円増配しました。この結果、配当総額は9,416百万円となっています。株主還元に積極的な姿勢が窺えます。
今後の展望
ホシザキ株式会社は、国内外での拡販活動と生産性の向上を続けることで、今後も高い成長が期待できると考えられます。特に海外展開では、M&Aを活用してグループ体制を強化するなど、積極的な事業拡大を進めていく方針です。今後の業績動向にも注目していきたいと思います。
編集部のまとめ
ホシザキ株式会社の2024年3月期第1四半期決算は、売上高、利益ともに前年同期を上回る好調な結果となりました。国内外での拡販と生産性向上が奏功し、高収益体質を維持しながら着実に成長していることがわかります。今後も海外展開の強化やM&Aなどを通じて、さらなる業績拡大が期待されます。
ホシザキ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ホシザキ株式会社は12月決算の企業で、3月上旬に決算報告を行っています。今期の1株当たり配当金は65円と、前期に比べ25円の増配となりました。積極的な株主還元に注目が集まっています。